米DisplaySearchは2月3日、2010年第4四半期のPDP-TV用パネルの出荷台数が前期比1%増、前年同期比9%増の520万台に達したと発表した。大手PDPメーカーの工場はフル稼働しており、新規参入となるChanghong-Orion PDP-Chaihongは中国で42型の量産を2010年第4四半期から開始させたという。また、2010年のメーカー別シェアは、出荷台数ベースでパナソニックが40.7%を占めてトップとなり、以下、韓国SamsungSDIが33.7%、韓国LG Electronicsが23.3%で続いている。
PDP
5
Oct
2010年Q2のPDPモジュール生産は、QOQ+17%の約160万台/月であった。Q1は停滞傾向にあったパナソニックがQOQ+27%と再び増産基調、LG ElectronicsもQOQ+20%、Samsung SDIはQOQ+8%と堅調に推移した。
同年Q3にかけては、韓国勢はQOQ+5~7%、パナソニックがQOQ+15%のペースで増産、市場全体ではQOQ+11%の伸びになると見込まれる。
PDPTVが好調である要因は、① PDPTVの割安感(42"HD PDPTVが32"FHDLCDTVと、50”HD PDPTVが42"FHD LCDTVと同等)、② 2010年Q2にLEDTV(LEDバックライト搭載のLCDTV)の部材不足と高止まり、③ LEDTVの投入により、CCFLTV(CCFLバックライト搭載のLCDTV)の製品ポジションが下がり、3DTVなど新機能を搭載したPDPTVのポジションニングが相対的に向上した点などが上げられている。
2010年のメーカー別のPDPモジュール生産は、パナソニックが約750万台、Samsung SDIが650万台、LG Electronicsが450万台、COCは50万台程度が見込まれる。
ただし、パナソニックはQ3がピークでQ4は調整基調、LG Electronicsも自社PDPTVの生産計画がQ3ピークであることから、Q4は減産が見込まれる。
一方、SamsungSDIはSamsung Electronics VDが強気なPDPTV生産を計画していることから、Q4にかけてもほぼフル稼働を計画している模様である。
現状の生産計画を維持した場合、2010年のPDPモジュール生産は、1900万台近くに達することとなる。しかし、2010年下期に入り、LCDTVは在庫超過傾向にあり、大型TFT液晶は生産ラインの稼動調整が始まっている。LCDパネルの供給価格は下落傾向にあり、LCDTVセットの価格値下げが強まると予測されている。
現在、TV市場において価格優位性を持つPDPTVであるが、LCDTVの値下げにより、販売価格もしくは販売数量に影響が出ると危惧される。PDPモジュールメーカー側は、2011年には15~20%の値下げを想定しているが、LCDTVの価格次第では、更なる調整が求められる可能性がある。
同年Q3にかけては、韓国勢はQOQ+5~7%、パナソニックがQOQ+15%のペースで増産、市場全体ではQOQ+11%の伸びになると見込まれる。
PDPTVが好調である要因は、① PDPTVの割安感(42"HD PDPTVが32"FHDLCDTVと、50”HD PDPTVが42"FHD LCDTVと同等)、② 2010年Q2にLEDTV(LEDバックライト搭載のLCDTV)の部材不足と高止まり、③ LEDTVの投入により、CCFLTV(CCFLバックライト搭載のLCDTV)の製品ポジションが下がり、3DTVなど新機能を搭載したPDPTVのポジションニングが相対的に向上した点などが上げられている。
2010年のメーカー別のPDPモジュール生産は、パナソニックが約750万台、Samsung SDIが650万台、LG Electronicsが450万台、COCは50万台程度が見込まれる。
ただし、パナソニックはQ3がピークでQ4は調整基調、LG Electronicsも自社PDPTVの生産計画がQ3ピークであることから、Q4は減産が見込まれる。
一方、SamsungSDIはSamsung Electronics VDが強気なPDPTV生産を計画していることから、Q4にかけてもほぼフル稼働を計画している模様である。
現状の生産計画を維持した場合、2010年のPDPモジュール生産は、1900万台近くに達することとなる。しかし、2010年下期に入り、LCDTVは在庫超過傾向にあり、大型TFT液晶は生産ラインの稼動調整が始まっている。LCDパネルの供給価格は下落傾向にあり、LCDTVセットの価格値下げが強まると予測されている。
現在、TV市場において価格優位性を持つPDPTVであるが、LCDTVの値下げにより、販売価格もしくは販売数量に影響が出ると危惧される。PDPモジュールメーカー側は、2011年には15~20%の値下げを想定しているが、LCDTVの価格次第では、更なる調整が求められる可能性がある。
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4
Mar
2009年のPDP市場はYOY-4%の約1,475万台であった。
同年は、パナソニックとSamsung SDIが生産規模を拡大させたが、前年までPDPモジュールの生産を行っていたパイオニアや日立プラズマディスプレイが撤退、さらにLG ElectronicsがPDPモジュールの外販を停止したことから生産規模が縮小し、市場全体では微減傾向となった。
同時期に、韓国の大手PDPメーカーは生産ラインの集約を進めている。LGElectronicsは亀尾のA-1ラインを停止すると共に、A-3-aラインの稼動を休止、Samsung SDIも天安P-2ラインの操業を停止し、他の生産ラインへPDPモジュール生産を集約した。その後、韓国大手PDPメーカー2社は、生産ラインのリストラに
より残存ラインの稼動率を上げることに成功しており、2009年半ばに黒字転換するなど事業環境は好転している。
その中で、パナソニックは第4工場、第5工場と継続して事業を拡大しており、2009年度には10%、2010年度にはさらに20%程度数量規模を拡大させる計画である。また、中国大手TVメーカーの長虹の系列企業であるCOCがPDPモジュール生産工場の本格稼動を開始した。韓国大手2社のPDPモジュール生産計画は微増傾向にあるが、パナソニック、COCを中心に2010年のPDPモジュール生産規模は拡大傾向にあり、YOY+15%の1,700万台の生産が計画されている。
TV市場においては、LCDTV・LEDTVの大型化・低コスト化・高機能化が進んでおり、PDPTVの拡大余地は限定されつつある。特にPDPTVを販売するブランド数の減少が進んでおり、PDP大手にシェアが集中しつつあることが、構造的な問題となっている。一方、PDPTVメーカーサイドでは、フィルムフィルタ採用による薄型化や、動画性能を活かした3DTVの投入など製品力の強化を進めている。さらに生産工程、モジュール構造の見直し、中国メーカーの台頭によるコストダウンを進める見通しであり、緩やかではあるが2010年は拡大傾向に転じると期待されている。
同年は、パナソニックとSamsung SDIが生産規模を拡大させたが、前年までPDPモジュールの生産を行っていたパイオニアや日立プラズマディスプレイが撤退、さらにLG ElectronicsがPDPモジュールの外販を停止したことから生産規模が縮小し、市場全体では微減傾向となった。
同時期に、韓国の大手PDPメーカーは生産ラインの集約を進めている。LGElectronicsは亀尾のA-1ラインを停止すると共に、A-3-aラインの稼動を休止、Samsung SDIも天安P-2ラインの操業を停止し、他の生産ラインへPDPモジュール生産を集約した。その後、韓国大手PDPメーカー2社は、生産ラインのリストラに
より残存ラインの稼動率を上げることに成功しており、2009年半ばに黒字転換するなど事業環境は好転している。
その中で、パナソニックは第4工場、第5工場と継続して事業を拡大しており、2009年度には10%、2010年度にはさらに20%程度数量規模を拡大させる計画である。また、中国大手TVメーカーの長虹の系列企業であるCOCがPDPモジュール生産工場の本格稼動を開始した。韓国大手2社のPDPモジュール生産計画は微増傾向にあるが、パナソニック、COCを中心に2010年のPDPモジュール生産規模は拡大傾向にあり、YOY+15%の1,700万台の生産が計画されている。
TV市場においては、LCDTV・LEDTVの大型化・低コスト化・高機能化が進んでおり、PDPTVの拡大余地は限定されつつある。特にPDPTVを販売するブランド数の減少が進んでおり、PDP大手にシェアが集中しつつあることが、構造的な問題となっている。一方、PDPTVメーカーサイドでは、フィルムフィルタ採用による薄型化や、動画性能を活かした3DTVの投入など製品力の強化を進めている。さらに生産工程、モジュール構造の見直し、中国メーカーの台頭によるコストダウンを進める見通しであり、緩やかではあるが2010年は拡大傾向に転じると期待されている。
28
Dec
パナソニックが、PDP尼崎第3工場(兵庫県尼崎市)の竣工式を行った。景気後退の影響で稼働が当初予定より半年遅れ、2009年11月にパイロット生産を開始したが、2010年1月から本格量産に突入する。投資額は2,100億円、当初の生産能力は月産12万枚(42インチ換算)で、世界最大の150インチパネルの生産も可能である。パナソニックのFPD TV事業拡大に向けた設備増強の一環で、同じく兵庫県の姫路市に建設中のLCDパネル工場と並ぶ柱となる。同工場は2010年7月に稼動を開始する予定。
18
Dec
四川長虹電器有限公司(600839)からの情報によると、地震の影響で建設進度が遅れていた総投資20億ドルの中国初プラズマディスプレー生産ライン「虹欧PDP」が近く量産を実現するという。現在、歩留まりはすでに85%に達している。
産業関係者によると、これは震災後における産業再開で重大な意義を持っており、プラズマディスプレーの大規模な国産化は薄型テレビの値下げ幅を大幅に拡大するとみられる。
四川長虹の子会社である四川虹欧顕示器件有限公司副総経理の沈一楠氏によると、現在、国産プラズマディスプレーの生産量はまだ大きくない。PDP生産ラインの操業後、必ず製品の歩留まりを高める「坂登り期間」を経なければならない。
歩留まりが85%以上に達し、損益分岐点を超えた時、工場は正式に大規模に量産することができる。
同氏は、「現在、四川虹欧の生産コストは2008年3月と比べ、すでに30%下降した。歩留まりは08年3月の20%から現時点の85%にあがり、年末までに90%台を越え、大規模な量産段階に突入する。また、歩留まりが85%以上に達するには、通常1年以上の時間がかかるが、四川虹欧はわずか7ヵ月で達成した」と述べた。
虹欧PDPプロジェクトの生産能力は非常に大きい。近く正式に大規模な量産を実現する第一期で年間生産能力は108万枚(42インチ)に達し、10年には216万枚に達する見込み。第二期は12年末をメドに完工し、最終的な生産能力は600万枚に達し、全世界でベスト3に仲間入りする。その際、LGを抜き、松下とサムスン社に次ぐことになる。
沈一楠氏は、「今後の生産能力拡大プロジェクトで中国製の設備をできるだけ多く採用し、中国におけるPDP産業チェーンを構築し、次第にPDPに関する材料、設備、部品などの現地化生産を実現し、プラズマテレビのコストを引き下げたい」と語った。
産業関係者によると、これは震災後における産業再開で重大な意義を持っており、プラズマディスプレーの大規模な国産化は薄型テレビの値下げ幅を大幅に拡大するとみられる。
四川長虹の子会社である四川虹欧顕示器件有限公司副総経理の沈一楠氏によると、現在、国産プラズマディスプレーの生産量はまだ大きくない。PDP生産ラインの操業後、必ず製品の歩留まりを高める「坂登り期間」を経なければならない。
歩留まりが85%以上に達し、損益分岐点を超えた時、工場は正式に大規模に量産することができる。
同氏は、「現在、四川虹欧の生産コストは2008年3月と比べ、すでに30%下降した。歩留まりは08年3月の20%から現時点の85%にあがり、年末までに90%台を越え、大規模な量産段階に突入する。また、歩留まりが85%以上に達するには、通常1年以上の時間がかかるが、四川虹欧はわずか7ヵ月で達成した」と述べた。
虹欧PDPプロジェクトの生産能力は非常に大きい。近く正式に大規模な量産を実現する第一期で年間生産能力は108万枚(42インチ)に達し、10年には216万枚に達する見込み。第二期は12年末をメドに完工し、最終的な生産能力は600万枚に達し、全世界でベスト3に仲間入りする。その際、LGを抜き、松下とサムスン社に次ぐことになる。
沈一楠氏は、「今後の生産能力拡大プロジェクトで中国製の設備をできるだけ多く採用し、中国におけるPDP産業チェーンを構築し、次第にPDPに関する材料、設備、部品などの現地化生産を実現し、プラズマテレビのコストを引き下げたい」と語った。
4
Dec
A while ago, a friend sent me the following email:
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Random question, oh tech guru: I'm looking for a new TV, what are your thoughts on plasma vs. LCD? Moved to a bigger place, so I can get a decent-size screen, but I don't want to go broke. Also, looking at a 20-inch LCD for the bedroom. Right way to go? Again, your thoughts.The question wasn't as random as he supposed; I've been receiving similar queries from other friends and readers regularly. The great marketing machines of Panasonic, Sony and Samsung have combined with major electronics retailers to work everybody into a flat-panel frenzy ? even people who say they don't watch TV. The only problem, of course, is that there happen to be two kinds of flat panels, and both have their pluses and minuses. With that in mind, I've put together a quick rundown of what you should know before going the plasma or LCD route, along with a few pointers.
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