LG電子
韓国LG Electronics(LGE)が、世界初のデュアルコアプロセッサ搭載のスマートフォン「Optimus 2X(モデル名:韓国では「LG-SU660」/海外では「LG-P990」)」を発表した。
同社が2011年の戦略モデルとして位置付けているもので、厳密な情報管理を行い、事前の情報流失を完全にシャットアウトしていたため、突然の発表となった。
業界で初めて、プロセッサに米NVIDIAの「Tegra 2 Dual Core Processor(1GHz)」を搭載。
さらに、LGEの持つモバイル関連およびマルチメディア技術を全て投入し、スマートフォンとしては世界最高の処理速度を実現。
動作周波数1GHzのコア2つが別個に動作させることで、全体的な性能をPC並みとし、同周波数クラスのシングルコアに比べて、インターネットを介したストリーミング映像や3Dゲーム、大容量のアプリケーション/メール、フラッシュ/動画といった負荷が大きいコンテンツも快適に楽しむことができる。
また、処理の効率化と電力消費の最適化により、消費電力も従来よりも大幅に抑えたという。
ディスプレイは4インチTFT-LCD、内蔵メモリは16GB、カメラは800万画素オートフォーカス、バッテリーは1,500mAの大容量タイプで、アンテナ内蔵型のDMB(Digital Multimedia Broadcasting:韓国のワンセグ放送)視聴機能などを備えている。
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薄型テレビは液晶テレビ、プラズマテレビ、有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)テレビの合算。LGとサムスンは消費電力が少なく画面の薄型化にも効果を発揮する発光ダイオード(LED)をバックライトに採用した機種などを拡販した。一方、日本勢はLEDに出遅れたほか、ソニーは工場の統廃合など構造改革を優先して積極的な拡販策を採らなかったことが影響。四半期ベースでは昨年7~9月からLGがソニーを抜いて単独2位となっている。
ブラウン管などを含むテレビ全体の09年世界出荷台数は08年比2%増の2億1100万台に拡大した。中でも液晶など薄型テレビの伸び率が大きく、同37%増加。
韓国LG Electronics Inc.は,「2010 International CES」において,「世界最薄」(同社)とうたう厚さ6.9mmの液晶テレビを展示している。数mm単位の薄さの違いを争う競争は,もはや主流ではなくなってきたが,同社はブースで最も目立つ個所に展示するなど,大きくアピールしている。同社が2010年1月6日に開催した報道陣向けイベントにおいても,この超薄型テレビを目玉として発表した。
開発したのは,55型品と47型品の2機種。2010年第2四半期の発売を目指すという。画素数は,いずれも1920×1080(フルHD)。バックライトには白色LEDを採用している。
LG Electronics社の説明員によれば,今回のテレビに採用された液晶パネルは韓国LG Display Co.,Ltd.製という。同社は2009年12月,厚さ2.6mmの42型液晶パネルを開発したと発表しており,今回はこの発表と同様の技術を利用したパネルを利用したとみられる。
パナソニックでは、「2010 VIERA CAST」機能対応のHDテレビに、LG電子は「NetCast Entertainment Access」機能を搭載した、液晶、およびプラズマテレビ26製品にSkypeソフトウエアを組み込む。いずれの製品ラインナップも、米国向けに2010年半ばに投入が開始されるという。
両社とも、Skypeビデオ通話向けに開発された特別設計のHD Webカメラをテレビの付属品として提供。720p映像でのテレビ電話をサポートしており、「ソファに座ったユーザーの音声と画像を拾うことができる、特別なマイクと光学システムを備えている」(Skype)という。
Skype対応テレビで使用可能なサービスは、Skype同士の無料音声・ビデオ通話、Skypeの低料金で固定電話や携帯電話に通話、Skypeのオンライン番号を利用したインバウンド・コールの受信(オプション)、Skypeボイスメール(設定が必要)、同時に最大24人までの音声通話、最大720pのHDビデオ通話となる。なお、720pでのビデオ通話はSkype for Windowsでも可能で、最新のベータ版「4.2 Beta」では、最大解像度が720p、フレームレートが30fpsでのビデオ通話に対応する。ただし、720pに対応したWebカメラと、1.8GHz以上のデュアルコアプロセッサを搭載したPC、最低1Mbps以上の通信が可能なブロードバンド環境が必要。Skype対応テレビの必要通信環境も同じ。
輸出を中心とする企業を主力系列に抱えるサムスングループとLGグループの業績は、ウォン安の影響で好調だった。サムスン電子は今年、韓国企業としては初となる、年間売上高100兆ウォン(約7兆6,900億円)、営業利益10兆ウォンの達成を目前としている。
業績以外でも、背任などの罪で起訴されていた李健煕・前会長に対する無罪が確定。李前会長は、サムスンエバーランド転換社債(CB)の発行とサムスンSDSの新株予約件付き債券(BW)を不当な安値で発行した背任などの疑いがかけられていた。10年以上続いたサムスングループ経営権の世襲争いにも終止符が打たれた。
LGグループも比較的好調な1年となった。
同グループは、今年に入り第3四半期(7~9月)までに93兆ウォンの売り上げを計上。今年通年の目標値である116兆ウォンの80%を達成している。また、世界市場でテレビシェア2位(13.3%)、携帯電話シェア3位(10.3%)を維持している。
現代・起亜自動車グループは、世界の自動車市場が停滞する中、積極的な市場開拓を行い、中国やインドで販売を伸ばした。11月のインドでの販売は5万5,265台となり、月間ベースで過去最高を記録した。
起死回生の年となったのは、ポスコだ。同社は今年第2四半期(4~6月)の営業利益が、2000年以降で最も低い1,705億ウォンにとどまった。だが、第3四半期は前期比500%増の1兆180億ウォンの営業黒字を計上し、主要企業の中でも業績の回復が顕著だった。
一方、今年が試練の年となったのは、錦湖アシアナグループだ。
財務構造の悪化により大宇建設の売却や、朴三求名誉会長とその弟である朴賛求・前化学部門会長の経営権争いが表面化。錦湖建設の入札に関する不正疑惑や、大韓通運の裏金工作事件などの逆風続きで経営に影響を与えた。
SKグループの業績も主力事業である石油や通信分野が、原材料価格や通信価格を引き下げようという政府の「市民経済」政策の影響を受けた。また、SKエネルギーは売り上げの7割以上を占める製油事業で、第2四半期以降、2四半期連続で損失を計上する結果となった。
韓国経済全体が景気の回復基調を強めるなか、韓国大手企業でも勝ち組と負け組が混在しているようだ。