メリルリンチ証券は12月29日付けで、シャープの投資判断「買い」と目標株価920円を据え置いた。

 国内テレビの不振は想定以上で、証券側では12年3月期業績予想を下方修正した(営業利益780億円→650億円:前期比17.6%減)。
 しかしながら、主力の液晶ディスプレイで打ち出している新たな競争戦略は明確であり、13年3月期以降の利益成長を実現する枠組みとして高く評価。
 IGZO(酸化物半導体を採用した中小型液晶パネル)のポイントは、製造技術面での優位性が技術流失しにくい点。

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