2011年下期の需要においても、
大型用ドライバメーカーシェアでは、昨年末まではSamsung Electronicsが首位であったが、
大型用ドライバの価格は、
しかしながら、
薄型テレビと関連する液晶・有機EL・プラズマ技術、業界企業そして市場トレンド情報を掲載していきます。 このブログで激しい市場の動きに追随できます。---- Since Nov.2004
May 06, 2010 21:35
DisplaySearchは、2009年度第4四半期における、グローバルでの薄型テレビ出荷実績やメーカー別のシェアについての調査結果を発表。あわせて、2009年の全世界テレビ出荷台数も発表した。
全世界のテレビ出荷は2億1,100万台で、前年比2%の増加となった。特に液晶などの薄型テレビの伸びが大きく、前年比37%増となった。薄型テレビ(液晶/プラズマ/有機ELなど)は特に中国などの新興国での伸びが顕著で、第4四半期は前年比100%以上の伸長を記録。全世界テレビ出荷台数のうち75%以上、出荷額では90%以上が薄型テレビとなっている。
第4四半期のテレビ全体の出荷台数は前年同期比17%増の6,781万台。うち、液晶テレビは前年比50%増の5,072万台(構成比74.8%)、プラズマは同6%増の472万台(同7%)、有機ELは同33%減の400台、CRTは同37%減の1,231万台(同18.2%)、リアプロは同56%減の5万台(0.1%)。
液晶ディスプレイの全世界出荷におけるLEDバックライト搭載モデルの構成比は約4%。ただし、40型以上になると11%、50型以上では24%に及ぶという。
メーカー別の第4四半期売上金額シェアでは、Samsungが23.6%でトップを堅持。LEDバックライトや倍速対応などで価格下落を防いだのも大きな要因という。通年でのシェアは22.6%。2位はLGで13.0%、通年のシェアは13.2%。3位はソニーで11.5%、4位はパナソニックで8%、5位はシャープの5.4%。
2位以下はソニーが14.5%、LGが11.5%、パナソニックが8.7%、シャープが7.6%で続いている。このうち、年間で伸びたのはSamsungとLGのみで、それ以外はシェアを落としている。
Dell Mini 5 Hands-ON from Gizmodo on Vimeo.
LED TVは2004年に初めて製品化され,5年後の2009年には世界販売台数が300万台以上に急拡大し,市場が本格的に立ち上がった。2010年は全液晶テレビ市場1億6200万台の16%に当たる2600万台まで伸び,“LED TV一般化”の元年になると,われわれは予想している。
なぜ,LED TV市場がこれほどまでに急拡大しているのだろうか。CRTテレビからFPDテレビへの移行は,薄型化と大画面化が牽引した。液晶テレビで差異化を図るために,テレビ各社は画質やデザイン的な要素など様々な観点で競い合った。現在,薄型化や壁掛け可能などの“テレビ革命”が再燃しているほか,消費電力の削減など親環境的な市場要求が,LED TVへの転換を自然に後押ししている。
LED TVの明るい未来は,2009年の発売動向を見れば明白だ。韓国Samsung Electronics Co., Ltd.や韓国LG Electronics Inc.(LGE),ソニー,シャープ,オランダRoyal Philips Electronics社,米Vizio社,東芝など世界の大手テレビ・メーカーは既にLED TVのラインアップを強化しており,中国の現地メーカーもこの第4四半期にラインアップを構築している。
日本メーカーでは,まずソニーが40型/46型/52型の「ZX1/ZX5」を発売した。バックライト・ユニットとして白色LEDのエッジ型を採用している。シャープは,32~52型の「LE600/LE700」を発売した。LEDバックライトには白色LEDの直下型を採用する。同社のマーケティング・ポイントは10万時間の長寿命と,4000:1の高コントラスト。ターゲット市場は欧州と北米である。東芝も,白色LEDの直下型バックライトを搭載した46型/55型のフレーム周波数240Hzモデルを発売するなど,多くの製品を投入しており,2010年以降は新製品の大部分がLED TVに移行する可能性が高い。
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