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Flat Panel TV and Display World + Solar Power beyond

薄型テレビと関連する液晶・有機EL・プラズマ技術、業界企業そして市場トレンド情報を掲載していきます。 このブログで激しい市場の動きに追随できます。---- Since Nov.2004

TMD

25 Oct

TMD、精細度498ppiの液晶ディスプレイを開発

東芝モバイルディスプレイ(TMD)は2011年10月20日、直視型では世界最高レベルの精細度498ppiをもつモバイル用液晶ディスプレイを開発したと発表した。画面サイズは6.1型で、解像度はフルハイビジョンを越える2560×1600(Wide QXGA)であるという。
 今回、同社は、長年培ったガラス基板上に微細で高性能な低温ポリシリコンTFTを形成する加工技術と精度の高い組み立て技術を基にして世界最高レベルの精細度を持つ液晶ディスプレイを開発した。開発品は写真画像とほぼ同等の高品位で深みのある映像の表示を可能にする。また、2D表示でも奥行きのある高い臨場感を表現するという。コントラスト比は1000:1、視野角は上下176度以上 左右176度以上。
 同開発品は、10月26日から同月28日までパシフィコ横浜で開催される「FPD international 2011」同社ブースに展示する予定である。


14 Apr

友達光電、東芝モバイルディスプレイの生産拠点を買収

液晶パネル2位、友達光電(AUO)は31日、東芝モバイルディスプレイ(TMD)のシンガポール100%子会社で、低温ポリシリコンTFT(LTPS)専業メーカー、アドバンスト・フラット・パネル・ディスプレイ(AFPD)の全株式を買収することで覚書を結んだと発表した。LTPSの特許および量産技術の獲得により、今後、サムスン電子および新・奇美電子(チーメイ・イノルックス)に対抗して、スマートフォン向けハイエンドパネル市場の開拓が期待できる。買収額については日本経済新聞が「100億円」と報じたが、AUOは詳細な金額はまだ決まっておらず、4月末までに契約内容を決定し、その後7月までに買収作業を終えると説明した。

陳来助・AUO執行長(CEO)はAFPD買収の意義について、「超薄型ノートパソコンとスマートフォンのハイエンドパネル市場における戦略的地位の獲得に貢献する」と語った。AFPDは月産能力4万5,000枚のLTPS生産ラインを擁しており、AUOの既存の3.5世代生産ライン2本の生産能力は約2万枚のため、生産能力は一挙に3倍以上に拡大することになる。なお、外資系証券会社は、AUOは今回の買収を通じて今年、70億~90億台湾元(約206億~267億円)の売上増が見込めるとしている。





AUOは今後、ノキアやサムスン電子、宏達国際電子(HTC)向けにLTPSの供給が期待でき、液晶パネルメーカーとしてLTPSとアクティブマトリクス型有機EL(AMOLED)を擁するサムスン、および3社合併によりLTPS専業メーカーの統宝光電(トポリー・オプトエレクトロニクス) を組み込んだ新・奇美電と同分野で競争を繰り広げるものとみられる。液晶パネルの市場調査会社、ディスプレイサーチの謝勤益・大中華区副総裁は「LTPS技術は台湾パネルメーカーの中ではトポリーが最も高かったが、トポリーが奇美電に統合されたのでAUOも対抗措置を取る必要に迫られたのだろう。AUOの今後のハイエンド技術競争力はかなり期待できる」と合併の意義を評価した。なお、インターネットを利用するスマートフォンのディスプレイは高解像度が要求され、市場ではLTPSおよびLTPSを基板に製造するAMOLEDの需要が非常に強まっている。

業界関係者によると、特にAMOLEDは今後スマートフォンの標準パネルになると見込まれる。価格も通常の液晶パネルの3倍以上で高い粗利益率を持ち、この点もAUOにとって大きな魅力なようだ。クレディ・スイス証券のアナリスト、フェリックス・ルズリ氏は、AUOのAFPD買収の究極の目的は、LTPSを応用して次世代有機発光ダイオード(OLED)パネルを製造することにあるとみている。AUOは2007年にOLED開発を中断しているが、買収を通じて研究開発(R&D)を再開する考えとの分析だ。
1 Dec

東芝松下ディスプレイテクノロジー,石川工場に液晶パネル生産ラインを追加

東芝松下ディスプレイテクノロジーは,2006年4月に稼働した石川工場内に低温多結晶Si(p-Si)TFT液晶生産ラインを追加設置すると発表した。携帯電話機や車載機器向けの中小型液晶パネルの生産ラインで,現在稼働しているラインと同じ730mm×920mm(厚さ0.5mm)の第4世代の薄型マザー・ガラス基板に対応した。

 新ラインは,2006年12月に着工し,2007年10月の稼働を予定している。追加の設備投資金額は約300億円である。新ラインの生産能力は,基板投入枚数で約1万2000シート/月,2.2型(対角5.6cm)換算で月産約300万台である。既存ラインと合計すると,2008年1月時点で基板投入枚数は約3万2000シート/月,月産約850万台となる。深谷工場との合計では,月産約1500万台体制になる。
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