特許
5
Oct
LG Displayは27日、ソウル汝矣島ツインタワーで緊急記者会見を開き、サムスン電子とサムスンディスプレイを相手にOLEDパネル設計技術など計7件の特許侵害禁止と損害賠償訴訟をソウル中央地方裁判所に提起したと明らかにした。
サムスンディスプレイが製造するOLEDパネルと、これを搭載してサムスン電子が製造したギャラクシーS2、ギャラクシーS2HD、ギャラクシーS3、ギャラクシーノート、ギャラクシータブ7.7など5製品がその対象だ。
LG Displayが主張する侵害特許7件はOLEDパネル設計関連技術3件、OLED駆動回路関連技術3件、OLED器具設計関連技術1件だが、OLED放熱、OLEDナローベゼル、OLEDパネル電源配線構造などが含まれた。
サムスン側は今回の訴訟に関して、今年7月にサムスンのOLED技術をLGに流出した疑いで元サムスンディスプレイ研究者と、受け取り側のLG Display社員11名が起訴された事による、マイナスイメージ払拭のためだと一蹴、LG側の主張を検討の上、必要に応じて法的対応に出るという立場を明らかにした。
25
Sep
日台韓の大手液晶パネルメーカーが米国でカルテルを結び、不当に価格を操作していたとして反トラスト法(独占禁止法)違反に問われた事件で、唯一無罪を主張して争っていた友達光電(AUO)に対し、サンフランシスコ連邦地方裁判所は米国時間の20日、罰金5億米ドルの支払いを命じる判決を下した。
米国の反トラスト法違反の裁判で1社に対する罰金額としては過去最高となった。AUOは21日判決に遺憾の意を示し、上訴する考えを表明した。中央社などが21日報じた。
事件は2009年、AUOと旧・奇美電子(CMO)、韓国のLGディスプレイ(LGD)、シャープなどが01~06年に価格カルテルを行ったと米司法省に告発されたもので、AUO以外のメーカーはいずれも罪を認めて和解金などを支払った。裁判になったのはAUOだけで、今年3月、米カリフォルニア州北部連邦地裁の陪審団より有罪評決が言い渡されていた。
今回の判決は、米国の反トラスト法違反訴訟の歴史で、重要な意味を持つと米ウォール・ストリート・ジャーナルが先日報じていた。
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18
Sep
12
Sep
東芝は11日、液晶パネルの価格カルテルをめぐる米国での集団訴訟で、原告のパソコンメーカーなどと和解金3000万ドル(約23億円)を支払うことで和解したと発表した。
同社は違法性を一切認めていないが、訴訟長期化の影響などを考慮し、和解に踏み切った。和解による2013年3月期の連結業績予想への影響はないという。
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30
Aug
鴻海科技集団(フォックスコン)の郭台銘董事長は28日、NECから液晶パネルに関する特許を購入することで同社と合意したことを明らかにした。シャープに続く今年2件目の日本企業との提携だ。韓国に対抗する日台勢のリーダーになる構えで、さらに大手企業をメンバーに加える可能性も示唆した。28日付蘋果日報などが報じた。
蕭万長・前副総統、梁国新・経済部政務次長が率いる日台産業提携訪問団の一員として訪日した郭鴻海董事長は28日午後、NEC本社を訪問した後、同社の大型液晶テレビ用液晶パネル関連特許購入で、金額と項目で交渉がまとまったと語った。
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26
Aug
韓国サムスン電子は25日、スマートフォン(多機能携帯電話)の特許侵害をめぐる訴訟で、米連邦地裁の陪審が米アップル側の主張をほぼ全面的に認めたことについて、異議申し立てを行い、認められない場合は控訴する意向を明らかにした。韓国の聯合ニュースが伝えた。
知財シリーズ知財紛争トラブル100選 ビジネスの新常識/梅原潤一 |
17
Aug
東レは2012年8月17日、単層カーボン・ナノチューブを用いたTFT(CNT-TFT)を塗布プロセスで作製し、キャリア移動度2.5cm2/Vs、オン/オフ比106を得たと発表した。オン/オフ比106は、CNT-TFTとしては世界最高水準。同社はディスプレイ用TFTへの利用に向けて開発を続けるという。
CNT-TFTは多くの研究機関やメーカーが開発中である。これまで塗布プロセスで作製した例では、オン/オフ比が103程度のものが多かった。ドライ転写法での作製例では、キャリア移動度こそ1000cm2/Vs台と高いものがあるが、オン/オフ比は105止まりだった。
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8
Aug
米カリフォルニア州連邦地裁で始まったサムスン電子と米アップルのスマートフォン(多機能携帯電話)特許訴訟で、双方の攻防が激しさを増している。
ロイター通信などによると、ペンシルバニア大学のピーター・ブレッスラー教授は6日、アップル側の証人として出廷。両社の製品を比較した結果、「複数のサムスンのスマートフォンとタブレット型端末2種がアップル製品と酷似している」と証言した。
ブレッスラー教授は米デザイン会社ブレッスラーグループを設立したほか、自ら取得した特許数が約70件に上るデザインの権威。
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ロイター通信などによると、ペンシルバニア大学のピーター・ブレッスラー教授は6日、アップル側の証人として出廷。両社の製品を比較した結果、「複数のサムスンのスマートフォンとタブレット型端末2種がアップル製品と酷似している」と証言した。
ブレッスラー教授は米デザイン会社ブレッスラーグループを設立したほか、自ら取得した特許数が約70件に上るデザインの権威。
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3
Aug
中・小型液晶パネルを開発・製造するエプソンイメージングデバイスは、同社の液晶パネルの取引に関し、米Motorola Mobility LLCが米国で提起していた民事訴訟について、Motorola社と和解することで合意した。
エプソンイメージングデバイスがMotorola Mobility社に1億5000万米ドルの和解金を支払う。
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29
Jul
富士フイルムは7月24日、保有する国内外の有機EL(OLED)特許・特許出願約1200件からなる特許ポートフォリオを米Universal Display(UDC)に1億500万ドルで譲渡する契約を締結したと発表した。富士フイルムは、10年以上にわたりOLED分野で研究・開発を行ってきており、材料およびデバイスに関する有望な新規技術を開発するとともに、これら技術に関する強固な特許ポートフォリオを獲得してきた。今回の譲渡により、UDCは特許ポートフォリオを拡充するとともに、将来の新しいOLED材料・製品開発の可能性を広げた。