「IFA 2012」に大型OLED TVを展示したサムスン電子とLG電子が技術者を派遣し、発熱状態測定用カメラを使い、相手OLED TVの発熱状態を測定、相手が量産可能かどうかを調べるなどの神経戦を繰り広げたことが分かった。LG電子は量産型製品の温度を出荷可能基準としている40度以下の37度まで下げた上で、今回のIFA展示会場LG電子ブースでは取材陣や来場者がOLED TVを触って確認出来る様に展示したのに対し、サムスン電子は製品を天井位置に設置し、来場者に触らせず近づかせなくしたことから、発熱問題が解決されていないではないかという疑惑を投げかけた。これに対し、サムスン電子側は自社製品の発熱量に大きな問題はないと主張し、LG電子側の主張に対抗姿勢のため、両社の神経戦が話題を集めている。
Samsung & LG
17
Jul
薄型テレビで世界トップシェアを争う韓国サムスン電子とLG電子。その最先端技術に関する情報が、イスラエル企業を通じて海外に流出し、韓国検察が捜査に乗りだした。流出したのは、韓国経済を牽引(けんいん)する両社が今後の世界戦略の中心に据える有機EL(エレクトロルミネッサンス)テレビ技術。韓国では「国家的損失だ」と大騒ぎになっている。
海外への情報流出が明らかになったのは、韓国勢が技術面でも世界で先頭を走るアクティブマトリクス式有機ELパネル製造技術。これまで主流だった液晶パネルが、画像などを表示する際にバックライトなどの発光体を備えなければ機能しなかったのに対し、有機ELはパネルそのものが光を出す性質を持っているため、ディスプレー装置の大幅な薄型・軽量化が可能となる。次世代の大型薄型テレビやスマートフォンのコア・テクノロジーと目される技術だ。
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海外への情報流出が明らかになったのは、韓国勢が技術面でも世界で先頭を走るアクティブマトリクス式有機ELパネル製造技術。これまで主流だった液晶パネルが、画像などを表示する際にバックライトなどの発光体を備えなければ機能しなかったのに対し、有機ELはパネルそのものが光を出す性質を持っているため、ディスプレー装置の大幅な薄型・軽量化が可能となる。次世代の大型薄型テレビやスマートフォンのコア・テクノロジーと目される技術だ。
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28
Jun
ソウル中央地検は27日、次世代テレビ向けの有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)のパネル技術に関する最新情報をサムスンとLGの工場から盗み、海外に持ち出した疑いで、イスラエルの検査装備会社の韓国支社と、同社職員6人を起訴した。中国や台湾の競争相手に技術情報が流れた可能性がある。
有機ELは、液晶より省エネで画質も鮮明な次世代のテレビ技術で、世界的な開発競争が進行中。地検によると、職員らは昨年11月~今年1月、発売前の薄型テレビ用のアクティブマトリックス式有機EL(AM―OLED)パネルの回路を両社の工場で撮影。記録したUSBメモリーなどを靴やベルト、財布などに隠し、外に持ち出していた。
有機ELは、液晶より省エネで画質も鮮明な次世代のテレビ技術で、世界的な開発競争が進行中。地検によると、職員らは昨年11月~今年1月、発売前の薄型テレビ用のアクティブマトリックス式有機EL(AM―OLED)パネルの回路を両社の工場で撮影。記録したUSBメモリーなどを靴やベルト、財布などに隠し、外に持ち出していた。
2
Feb
LG電子とサムスンがCESで展示した55V型有機ELディスプレイ。日本では出ないのでは? と思っている方もいるだろうが、すでに日本市場に参入しているLGはもちろん、サムスンも日本への再参入を計画している。
continue 大画面の有機ELテレビが日本上陸? サムスンとLGの戦略を分析
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2
Dec
LG電子は29日の理事会で、社長昇進1人、副社長昇進1人、専務昇進11人、常務新規選任30人、計43人の昇進人事を決定した。昇進の規模は、昨年(社長1名、専務10人、常務29人など計39人)をやや上回る。
今回の昇進人事では、LG Wayの観点での能力と成果を徹底的に検証し、候補者の適切性を客観的に評価し、特に、成長市場で黙々と成果創出に貢献してきた人材を抜擢したとしている。
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今回の昇進人事では、LG Wayの観点での能力と成果を徹底的に検証し、
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29
Nov
November 29, 2011 07:03
サムスン LG、来年の「Google TV」の生産...期待と憂慮、Apple TVとのTV OS戦争激化
22日サムスン電子のユンブグン社長は、「Google TVの生産のための協議が最終段階であり、来年1月の展示会CESで生産時期などを明らかにする可能性がある」と述べた。
すでにLG電子は来年のCESで、Google TVの試作品発表を予定しており、サムスンとLG電子が同時に、Google TVを披露することが予想される。
先立って、Googleは昨年10月初め、ソニー(TVの製造)とインテル(半導体)、ロジテック(周辺機器)などと協力してで野心的なGoogleのTVを発表した。しかし結果は惨敗だった。マウス、キーボードなどのリモコン操作が不便なうえにTV視聴とインターネット検索の同時実行時にエラーが発生するなど、酷評を受けたからだ。
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すでにLG電子は来年のCESで、Google TVの試作品発表を予定しており、サムスンとLG電子が同時に、
先立って、Googleは昨年10月初め、ソニー(TVの製造)
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25
Nov
23
Nov
サムスン電子とLG電子が来年初めに開かれる「CES 2012」にOLED(有機発光ダイオード)の大型TVを出品し、大型OLED TV時代が到来する見通しだ。
OLED TVの公式発売時期も当初の業界予想よりも速まり、第2四半期と予測されている。 TV市場にとって"ビッグイベント"オリンピック(ロンドン開催)の7月末開幕に先立って、製品競争が本格化する見通しだ。また、Appleが構想しているTVは、OLED画面を採用する見通しで、韓国メーカーが一足早く対応する可能性が大きい。
OLED TVは、LCD製品に比べ応答速度が速く、コントラストと色彩度が高い次世代の夢のTVと呼ばれる。バックライトがないため、TVの厚さは、今最も薄い3㎝の半分近くに減らすことができる。小型画面にのみ採用されてきた技術をTVのような、大画面に採用することが新しい競争力になる。
サムスン電子のTVには、SMD(サムスンモバイルディスプレイ)が開発を完了した55インチのAM OLEDパネルが搭載される予定だ。サムスンはすでに3色の発光を利用したRGB方式のOLED TVの試作品を、今月初めに器興(キフン)工場で行われたサムスンの技術戦で披露した。サムスン電子が"CES 2012"で最優秀技術革新賞を受ける予定製品のうち、詳細な内容を公開していないアイテムも55インチのOLED TVが有力だ。
LG電子はLG Displayが開発した55インチのパネルを搭載したOLED TVだ。 LG電子のTVは、サムスンRGB方式とは違い、"白色OLED"方式を採用している。薄膜トランジスタ基板に有機物を蒸着して白色OLEDを作り、その上にカラーフィルタで画面を構成する方式だ。
業界関係者は「 RGB方式は3色光源を使用して、色彩が優れていて、白色OLEDは、相対的に生産が容易で安価という長所がある」とし、「 OLED TVの方式に関しても、今年の初めに3Dの方式を巡って企業間の技術攻防戦が再燃される」と想定している。
OLED TVの公式発売時期も当初の業界予想よりも速まり、第2四半期と予測されている。 TV市場にとって"ビッグイベント"オリンピック(ロンドン開催)の7月末開幕に先立って、製品競争が本格化する見通しだ。また、Appleが構想しているTVは、OLED画面を採用する見通しで、韓国メーカーが一足早く対応する可能性が大きい。
OLED TVは、LCD製品に比べ応答速度が速く、コントラストと色彩度が高い次世代の夢のTVと呼ばれる。バックライトがないため、TVの厚さは、今最も薄い3㎝の半分近くに減らすことができる。小型画面にのみ採用されてきた技術をTVのような、大画面に採用することが新しい競争力になる。
サムスン電子のTVには、SMD(サムスンモバイルディスプレイ)が開発を完了した55インチのAM OLEDパネルが搭載される予定だ。サムスンはすでに3色の発光を利用したRGB方式のOLED TVの試作品を、今月初めに器興(キフン)工場で行われたサムスンの技術戦で披露した。サムスン電子が"CES 2012"で最優秀技術革新賞を受ける予定製品のうち、詳細な内容を公開していないアイテムも55インチのOLED TVが有力だ。
LG電子はLG Displayが開発した55インチのパネルを搭載したOLED TVだ。 LG電子のTVは、サムスンRGB方式とは違い、"白色OLED"方式を採用している。薄膜トランジスタ基板に有機物を蒸着して白色OLEDを作り、その上にカラーフィルタで画面を構成する方式だ。
業界関係者は「 RGB方式は3色光源を使用して、色彩が優れていて、白色OLEDは、相対的に生産が容易で安価という長所がある」とし、「 OLED TVの方式に関しても、今年の初めに3Dの方式を巡って企業間の技術攻防戦が再燃される」と想定している。
10
Sep
8月の大型液晶パネル価格は、テレビ用が急落。32型などの一部主力パネルの価格がキャッシュ・コスト(=部材費と人件費などの合計)を割り込む水準まで下げた。このため、ノート・パソコン用およびモニタ用のIT系パネルも影響を受け、これらも小幅ながら価格下落となった。
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22
Aug
パソコン(PC)世界最大手の米ヒューレット・パッカード(HP)が、同事業の分離検討を決めたことで台湾メーカーが戦々恐々としている。宏碁(エイサー)と華碩電脳(ASUS)が資金不足を理由に買収に難色を示す一方、潤沢な資金を持つ聯想(レノボ)かサムスン電子が買収先として有力視されている。サムスンによる買収は台湾メーカーにとって最悪のシナリオとされ、サプライヤーへの影響が懸念される。
HPは18日、PC事業の分離を検討すると発表した。分離の形態は未定だが、会社分割による別会社化や他社への売却などを検討しており、今後1~1年半の間に結論を出す予定だ。
市場ではかねてから同事業売却のうわさが流れ、サムスンによる買収観測も出ていた。HPの発表を受けて、宏碁と華碩が「資金が足りない」と買収を断念するなかで、サムスンと聯想が最有力視されている。特にサムスンは資金力で頭一つ抜けており、買収を足がかりに同事業でも世界ブランドに飛躍したいとの野望があるとされる。
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HPは18日、PC事業の分離を検討すると発表した。
市場ではかねてから同事業売却のうわさが流れ、
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