シャープは9月28日、寄棟屋根対応の単結晶太陽電池モジュール「NU-172BB/122CB/081LB/081RB」を発表した。新たにセル出力の向上やコーナーモジュール(NU-081LB/081RB)のセル枚数の増強により、従来に比べ設置容量を約11%アップした。また、黒色のセルやバックフィルムを採用し、モジュールの外観を黒で統一し、屋根と調和するデザインとなっている。さらに、取り付け工法も新たに開発、モジュール固定金具と横桟を一体化するなど構造の改良を行い、設置時間を約20%削減している。10月10日に販売を開始する。
太陽電池
29
Sep
米NPD Solarbuzzは9月24日、太陽電池(PV)業界で2013年を乗り切ったモジュールメーカーは市場シェアを大きく伸ばすことができる見込みと発表した。2012年下期のPV需要は16GW程度と見られており、大手モジュールメーカーは出荷計画を下方修正せざるを得なくなっている。しかし、2013年にはPV供給の安定化の段階に入り、平均販売価格の前期比下落率が緩やかになり、在庫積み上げのリスクも緩和されると見られるという。
27
Sep
米IHS iSuppliは9月14日、太陽電池用Poly-Siについて、8月に価格下落が進行したものの、業界で供給過剰を緩和させようとする動きが見られず、Tier 1のサプライヤーは市況を安定させるために減産を検討すべきと発表した。9Nグレード品を見ると、8月の大口価格は27.80ドル/kg、スポット価格は21.90ドル/kgとなっており、これはスポット価格の下落が一段と進み両者のギャップが拡大したためという。また、6~8Nグレード品の大口価格は22.7ドル/kg、スポット価格は20.10ドル/kgとなった。9~10月の価格は回復基調に転じそうだが、欧米とのアンチダンピング問題で不確実性が増している。また、Tier 1サプライヤーの工場稼働率は引き続き高い水準にあり、もしこの水準を維持し続けると、Poly-Siの供給過剰は今後12か月間続くだろうと予想している。
24
Sep
米IHS iSuppliは9月14日、太陽電池用Poly-Siについて、8月に価格下落が進行したものの、業界で供給過剰を緩和させようとする動きが見られず、Tier 1のサプライヤーは市況を安定させるために減産を検討すべきと発表した。9Nグレード品を見ると、8月の大口価格は27.80ドル/kg、スポット価格は21.90ドル/kgとなっており、これはスポット価格の下落が一段と進み両者のギャップが拡大したためという。また、6~8Nグレード品の大口価格は22.7ドル/kg、スポット価格は20.10ドル/kgとなった。9~10月の価格は回復基調に転じそうだが、欧米とのアンチダンピング問題で不確実性が増している。また、Tier 1サプライヤーの工場稼働率は引き続き高い水準にあり、もしこの水準を維持し続けると、Poly-Siの供給過剰は今後12か月間続くだろうと予想している。
19
Sep
日本写真印刷は9月14日、色素増感太陽電池の市場創出を目指した実証実験を開始すると発表した。2012年度から3年間で新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成金を活用。島根県産業技術センターと共同開発した「EneLEAF」用いて、広告媒体やオフグリッド型照明といった高付加価値製品を想定した試験を行う。具体的には、王将フードサービスの店舗で壁面発電パネルを設置したり、京都市の岡崎エリアにオフグリッド型照明を備え付けたりする。
9
Sep
米NPD Solarbuzzは8月28日、2012年下期のアジア太平洋地域の太陽光発電(PV)需要が前年比80%増となり、第4四半期には5.3GWレベルに達する見込みと発表した。これまでのPV市場は欧州の主要国が年末需要を牽引してきたが、2012年第4四半期は新興国を含む各地で需要が広がり、PV産業が新たな移行期に突入したことを示す結果になっているという。
26
Aug
聯華電子(UMC)は22日、傘下の太陽電池事業の投資を景気が上向くまで見送ると表明した。先ごろ、台湾積体電路製造(TSMC)が太陽電池最大手、茂迪(モテック・インダストリーズ)への出資を適当な時期に引き揚げる考えを示したばかり。ファウンドリー大手2社が相次いで消極姿勢を示したことで、太陽電池業界の苦境が改めて浮き彫りとなった。23日付経済日報などが報じた。
UMCは傘下に、▽薄膜太陽電池の台湾最大手、聯相光電(ネクスパワー・テクノロジー)▽結晶シリコン太陽電池メーカー、聯景光電(トップセル・ソーラー・インターナショナル)▽中国山東省の太陽光発電システム、太陽光発電所──などを擁し、太陽電池産業に参入した台湾大企業の中でも指標的な存在だ。
UMCは、太陽電池産業の景気が良くないため、ネクスパワーとトップセルの生産能力増強計画を保留し、景気が回復してから実行すると表明した。投資事業を処分する考えはなく、各子会社はすべて事業を継続すると強調した。
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7
Aug
米IHS iSuppliは8月2日、ドイツの太陽光発電(PV)市場に関して、今年の年末にはPVシステムの導入ラッシュが発生しないとの見通しを発表した。6月27日に成立した新しいFITにより、屋根置き型システムの設置を促進する補助金が変更されたためという。2011年の場合、導入件数の55%がFIT施行後の2011年第4四半期に集中したが、
2012年第4四半期は28%程度に留まる見通しとしている。
4
Aug
世界の太陽電池生産量の約半分を中国・台湾の企業による安価なSi系太陽電池が占めるようになりましたが、Cu(In,Ga)Se2(CIGS,CIS)太陽電池は、材料が持つポテンシャルは非常に高いことが実証されているものの、普及に至っていないのが現状です。これは、容易に「早く・安く・簡単に」作製することが困難なことに起因するものです
が、これらの課題は欠点である反面、今後アジア諸国が安価でシンプルなCIGS太陽電池を作製するにあたり、太陽電池の製造・販売ではなく、新規材料開発やプロセスの提案など、日本企業にとって、逆にビジネスチャンスが広がることを意味します。
このような材料系の開発を伴う他国では簡単にまねのできない分野で、スピード感とともに力強い開発を進めることが将来の日本にとって大変重要と考えます。
2
Aug
京セラは7月31日、出資会社6社とともに出力70MWの太陽光発電事業を実施する事業運営会社「鹿児島メガソーラー発電(株)」を設立し、出資手続きを完了したと発表した。
IHIが保有する鹿児島市七ツ島の土地で太陽光発電事業を展開し、九州電力への電力供給を行う。総投資額は約270億円で、同社を含む7社の出資金と、みずほコーポレート銀行のアレンジによるプロジェクトファイナンスにて調達する予定。同発電所は9月着工、2013年秋ごろの完成を予定しており、京セラが会社運営、京セラソーラーコーポレーションや九電工などが建設工事・運営保守を担当する。