台湾や韓国の液晶業界の技術者・セールスエンジニアあるいは経営者の方々と付き合っていて分かるのですが、彼らはまさにお国のエリート中のエリートです。
有名大学を優秀な成績で卒業しただけではなく、留学やビジネス実務を重ねて身に付けた個々人の能力はまさにトップノッチ、本当に優秀な人たちが集まっています。
経営者に至っては、卓越した判断能力やビジネスの臭覚に加え、国々の政治家や官僚とのコネも強く、国家戦略と事業戦略を共有することができる立場にもあります。IT立国という旗印の下に、官民の協業体制を作り上げ、液晶産業を飛躍的に拡大させ、グローバルで二大勢力を築きあげました。
次に続く中国も似たような戦略で攻めてくるのは火を見るより明らかです。
振り返って、日本の液晶業界は儲からない産業にランク落ち。残念ながら集まる人材は、国のトップクラスの人材が集まっているとはお世辞にも言えません。
経営者に至っては、液晶会社自体が大企業の子会社というポジションが多いことも有り、韓国・台湾の経営者とは比べること自体可哀想です。
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