米アップルの新型スマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)5」が、米消費者誌コンシューマー・リポーツから高い評価を受けた。地図ソフトに欠陥はあるものの、市場に出回るスマホでは1、2を争う製品だと指摘した。
同誌によれば、ディスプレイが大きくなって一段と薄型軽量デザインの本体、無線通信スピードが速くなったアイフォーン5は、アップルの従来モデルから抜きん出ている。同誌は9月に同様の暫定評価を掲載していた。音声認識ソフト「Siri(シリ)」が改善されたことやカメラ機能も称賛した。
[Ref] iPhone5に絶賛の声、「アップル史上最も美しい」の評価も
コンシューマー・リポーツは「われわれの評価でアップルのアイフォーン5は最高のスマホの一つであり、アイフォーン・シリーズの中で今のところ最高」と評した。
同誌はこれまで、必ずしもアップル製品に好意的ではなかった。アイフォーン4が2010年に発売された際には、持ち方によって受信状態を悪化させるアンテナ設計の不具合を理由に同製品を推奨しなかった。当時のスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO、故人)が異例の記者会見を開いてユーザーに謝罪し、問題に対処するための専用ケースを無料で配布するとの約束を余儀なくされた経緯がある。
アイフォーン5では地図ソフトの欠陥についてティム・クック現CEOが謝罪したが、コンシューマー・リポーツは製品推奨の邪魔をするほど大きい問題ではないとの認識を示した。
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