台湾と韓国のパネルメーカーがローエンドLCD TVパネルより収益性が高いモニター用ハイスペックLCDパネル生産に移行するにつれ、小型TV用パネルの需要は次第に減少している。さらに、中国ローエンドLCD TV市場では、中国のパネルメーカーとの熾烈な競争をしている台湾と韓国のパネルメーカーの低スペックLCDパネルの収益性が悪化し、競争はさらに激化している。



韓国のTVパネルメーカーが全般的にOLED TVパネル生産に重点を置いているのに対し、台湾メーカーは4Kx2K LCD TVパネル生産に移行中の段階だ。また、台湾メーカーは39インチと50インチパネルの生産によって、製品の差別化に注力しており、低価格の小型TVパネル製品からは概ね撤退している。一方、市場規模の予測では、付加価値的な特性を備えた大型TV製品が産業のトレンドとなってきており、製品の差別化がパネルメーカーの競争力となっている。