韓国のサムスン電子は16日、新たなタブレット型端末を米国や英国、韓国に投入した。市場を独占する米アップル製「iPad(アイパッド)」に対抗する狙い。
サムスン電子が発売したのは「ギャラクシーノート10.1 タブレット」。同社は数週間後に、「ギャラクシーノート」のスマートフォン(多機能携帯電話)の改良版を発表することが見込まれている。
 9.7インチのアイパッドに比べ、10.1インチのギャラクシーノートは若干大型だが、タッチペンであるスタイラスペンを利用してメモを取ったり、図を描いたりできる機能や分割された画面で同時に2つの異なるアプリケーションを利用できる機能などを備えている。




 従来型のギャラクシーノートは昨年10月の発売以降、販売台数は1000万台を超える。新機種投入により、タブレット型端末の市場で大きく水を開けられているアップルとの差を縮めたい考え。
新型ギャラクシーノートは米グーグル製の基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載。メモリーが16ギガバイトの公衆無線LANサービス「WiFi(ワイファイ)」専用機種の販売価格は499ドルで、これはアイパッドの最新型と同じ値段だ。また32ギガバイトのモデルではアップルの599ドルに対し、サムスン電子は549ドルとなっている。