旭硝子は、2012年上期(1~6月)の決算発表に合わせて、TFT液晶パネル用ガラス基板事業のコスト削減策を発表した。TFT液晶パネル用ガラス基板の出荷は2011年第4四半期ごろから回復傾向にあり、今後も需要は拡大する見通し。ただし、価格の下落は続いており、コスト削減が求められる。同社は薄板化や歩留まりの向上などにより生産効率を高め、今後の需要増に当面は窯を新設せずに対応するとした。



 また、同社は京浜工場(横浜市)での量産を中止する。旭硝子のディスプレイ用ガラスの生産拠点は全世界に9カ所あるが、同工場は2011年第4四半期(10~12月)から稼働を調整しており、開発目的以外の生産を停止していた。さらに、2012年第4四半期には、国内の研磨拠点を集約する予定だ。

 なお、同社が同日発表した2012年上期の決算は、売上高が前年同期比5.0%減の5832億7500万円、営業利益は同51.7%減の479億7500万円だった。