韓国LGディスプレー(LGD)はこのほど、着工延期していた広州市開発区における第8.5世代液晶パネル事業を今月22日に着工すると明らかにした。7日付南方都市報が伝えた。
LGDは2009年に広州市開発区で40億米ドル(約3,193億2,000万円)を投じて第8.5世代液晶パネルの生産すると明らかにしていたが、11年に「パネル市場の低迷」を理由に着工延期を発表していた。
LGDは、パネル大手の京東方科技集団(BOE、北京市)や家電大手TCL傘下のパネルメーカー、深セン市華星光電技術がすでに第8.5世代液晶パネルの量産を開始している上、パネルの輸入関税が引き上げられ、国内に生産拠点を持たなければ中国シェアを獲得できないとみて着工を決断した。
広州拠点の生産能力については、当初の計画では第1期が月産6万枚、全体完成後は12万枚としていたが、韓国から生産設備を持ち込み3万8,000枚に減らすと予測されている。
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