米アップル(AAPL.O: 株価企業情報レポート)で特許問題を扱う主任法律顧問のリチャード・ラットン・ジュニア弁護士が、来月中にも同社を去ることが分かった。事情に詳しい関係筋が明らかにした。

 アップルは現在、韓国サムスン電子(005930.KS:株価企業情報レポート)との間で特許侵害をめぐって激しい訴訟合戦を繰り広げている。

 アップルは、カリフォルニアの連邦裁判所に提出した4月15日の文書のなかで、サムスンの一連の「ギャラクシー」製品がアップルの「iPhone(アイフォーン)」や「iPad(アイパッド)」に酷似しており、複数の特許を侵害していると主張。一方、サムスンは、アップルが5件の特許を侵害しているとして6月29日、米国際貿易委員会(ITC)に対しアップルのアイフォーン、アイパッド、「iPod(アイポッド)」の輸入禁止を求めている。