台湾Hon Hai Precision Industryの子会社Innolux Displayが、中国での大型LCDパネル工場建設を検討している。
Reutersが報じた。
台湾政府が先日、LCDパネルメーカー/半導体ファンドリーによる中国への投資を一部認可すると発表した数時間後に、Hon Haiグループ会長のTerry Guo氏が「合法となるなら、中国を優先的に考慮する」と発言。
台湾のパネルメーカーは、コスト削減や中国市場でのシェア拡大に向けて、韓国パネルメーカーに対抗するため、台湾政府に早急に進出を認可するよう求めてきた経緯があり、以前から競合の台湾AU Optronics(AUO)も、認可され次第、中国政府に第7.5世代(7.5G、基板サイズ1,950×2,250mm)パネルラインの建設許可を申請すると明らかにしている。
なお、Guo氏の発言後、Innoluxの株価は0.6%上昇した。