(有機EL時代の到来か? その流れを追う (6) より続く)
高分子は寿命や品質の不安定さが課題とされているのですが,米倉社長は「材料の性能は低分子レベルに達した」と反論していますね。
2008年度からデジタルカメラのディスプレイなどで事業化し,10年度には本丸の大型テレビ向けで実用化を目指すと言っています。
材料市場で「低分子対高分子」の構図が浮上する一方で,発光のタイプで分類する「蛍光対リン光」も開発競争も焦点となっています。
現在主流の材料は「低分子・蛍光」ですが,材料大手の新日鐵化学の下浦康弘有機EL事業開発部長は「次世代材料の本命は”低分子・リン光”と断言しています。
有機ELが発光するのは,電気的エネルギーを与えられた発光材料が一時的に活性した「励起状態」になり,元の「基底状態」に戻る時に生じるエネルギーが光になるためです。
このときに,蛍光はエネルギーの25%しか発光に使っていないのですが,リン光は100%使います。
発光効率が4倍に高まり,テレビなどの省エネ化に直結。問題はリン光発光をする物質が蛍光に比べて少ない点です。
色の三原色のうち,特に青色材料はまだ不完全なのです。
新日鐵化学はリン光発光で04年には赤色,06年に緑色の開発に成功していて「残る青色は今年度中に開発する。」(下浦部長)とし,材料市場で一挙に主導権を握る構えでいます。
「低分子・蛍光」でリードする出光興産も,06年からリン光発光の青色材料の開発競争に本格参入しています。
「将来は蛍光と同様,リン光でも三原色をそろえる」(電子材料部)ことで最大手の座を死守すると断言。
三菱化学は高分子の専売特許とされた「塗布」による成膜技術を,低分子で実用化する研究に取組んでいて,10年にも事業化する計画です。
高分子?低分子,蛍光?リン光とも,現段階では一長一短があります。ですが開発競争が加速して画期的な材料が出現すれば,有機EL製品に革命をもたらします。そのときには材料メーカーの勢力図が一変しているかもしれないですね。
有機EL(from LCD to OLED)時代の到来か? その流れを追う (8)(続く)

高分子は寿命や品質の不安定さが課題とされているのですが,米倉社長は「材料の性能は低分子レベルに達した」と反論していますね。
2008年度からデジタルカメラのディスプレイなどで事業化し,10年度には本丸の大型テレビ向けで実用化を目指すと言っています。
材料市場で「低分子対高分子」の構図が浮上する一方で,発光のタイプで分類する「蛍光対リン光」も開発競争も焦点となっています。
現在主流の材料は「低分子・蛍光」ですが,材料大手の新日鐵化学の下浦康弘有機EL事業開発部長は「次世代材料の本命は”低分子・リン光”と断言しています。
有機ELが発光するのは,電気的エネルギーを与えられた発光材料が一時的に活性した「励起状態」になり,元の「基底状態」に戻る時に生じるエネルギーが光になるためです。
このときに,蛍光はエネルギーの25%しか発光に使っていないのですが,リン光は100%使います。
発光効率が4倍に高まり,テレビなどの省エネ化に直結。問題はリン光発光をする物質が蛍光に比べて少ない点です。
色の三原色のうち,特に青色材料はまだ不完全なのです。
新日鐵化学はリン光発光で04年には赤色,06年に緑色の開発に成功していて「残る青色は今年度中に開発する。」(下浦部長)とし,材料市場で一挙に主導権を握る構えでいます。
「低分子・蛍光」でリードする出光興産も,06年からリン光発光の青色材料の開発競争に本格参入しています。
「将来は蛍光と同様,リン光でも三原色をそろえる」(電子材料部)ことで最大手の座を死守すると断言。
三菱化学は高分子の専売特許とされた「塗布」による成膜技術を,低分子で実用化する研究に取組んでいて,10年にも事業化する計画です。
高分子?低分子,蛍光?リン光とも,現段階では一長一短があります。ですが開発競争が加速して画期的な材料が出現すれば,有機EL製品に革命をもたらします。そのときには材料メーカーの勢力図が一変しているかもしれないですね。
有機EL(from LCD to OLED)時代の到来か? その流れを追う (8)(続く)







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