米国では、10月18日から家電量販店ベストバイ(BestBuy)などでGoogle TVが発売された。しかし、テレビや雑誌の広告もなく、静かなスタートを切っている。原因は、大手テレビ局から番組の供給が受けられず予想した魅力的なサービスが提供できないからだ。

グーグルがインターネットと商業放送を融合するGoogle TVプロジェクトを発表したのは2010年5月。以来、インターネット広告で覇権を握る同社は「Google TVでテレビをスマートにする」と豪語してきた。Google TVは、米テレビ業界の抵抗を押し切って成功するのだろうか。その鍵を握るのは、どうやら米国の放送行政政策にありそうだ。今週からGoogle TVを通じて、米国が目指すブローバンド時代の放送行政を追ってみよう。

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