シャープは2009年11月30日,大阪府堺市に建設中の,液晶パネルと太陽電池パネルの生産拠点「シャープグリーンフロント 堺」を公開した。拠点の一部を披露するとともに説明会も開催した。
グリーンフロント 堺は,約127万m2という亀山工場の約4倍に相当する敷地内に,関連するインフラ設備や部材・装置メーカーなどが集う。シャープを含め,19社が進出している。同施設のうち,液晶パネル工場は2009年10月から稼働を開始している。
同工場では,外形寸法が2880mm×3130mm,いわゆる「第10世代」と呼ばれるガラス基板を使い,主に40型以上の液晶パネルを製造する。
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[概要]
●2009年12月までにガラス基板の投入量で3万6000枚/月予定
●液晶パネル工場への投資額は約4300億円
●太陽電池パネル工場は,2010年3月までの稼働を目標とする。ガラス基板サイ
ズは1000mm×1400mm。
●各工場間を搬送システムで連結しガラス基板やカラー・フィルタといった各部
材を工場間で自動的に移動

[Reference] シャープの新工場「グリーンフロント堺」見学記