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Flat Panel TV and Display World + Solar Power beyond

薄型テレビと関連する液晶・有機EL・プラズマ技術、業界企業そして市場トレンド情報を掲載していきます。 このブログで激しい市場の動きに追随できます。---- Since Nov.2004

部品

10 Oct

GLT、TV用LED導光板の生産ライン増設

台湾のLED導光板メーカー、Global Lighting Technologies(GLT)が大面積LEDバックライトTV用導光板の需要増加を受け、台湾と中国で合計30%の生産キャパ増設に向け3億台湾ドル(10.1百万US$)の投資計画していると同社会長Lee Mang-shiangが伝えた。
GLTは、台湾の工場に1生産ラインと、中国南部の工場に2ラインを追加し、合計7ラインに増強する計画で、これら3追加ラインは2013年第1四半期に構築する予定と李会長は発表。




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10 Oct

TV用偏光板の製品動向

LCDTV用偏光板は、これまで光学性能を中心とした競争が繰り広げられてきたが、2012年に入り薄型化が大きな競争要因となっている。偏光板の薄型化要求は、パネルメーカーがTV用パネルで0.5t(0.5mm)のガラス基板の採用を増やしたことが背景である。
3D用FPR(Film Patterned Retarder)採用時における上下視野角の確保、またガラス基板のコストダウンなどを狙って、8.5世代ラインなどでも0.5tのガラス基板を採用するケースが増えている。しかし、0.5tの採用により、偏光板のベンディング(反り)がガラス基板を圧迫するようになり、LCDモジュール工程での歩留まり低下が発生、偏光板側でも対策が必要となった。



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10 Oct

反射防止フィルム市場・業界・技術動向

反射防止フィルム市場では、2010年からLCD-TV分野において「低ヘイズAG vs.クリアLR」の戦いが表面化しましたが、価格競争力の高い低ヘイズAGが勝ち残った上、2011~2012年にかけて、ヘイズ値5未満の超低ヘイズAGの採用が本格化しました。
2012年は、こうした動きの一方で、低価格なAG・LRが採用される可能性も生じています。一方、PDP分野ではPDP-TV市場の縮小に加え、低コスト化を推進するユーザーからAS-HCを要求する声が強くなりましたが、プレイヤーが少なくなったことで、反射防止フィルムメーカーの中にはPDP用途において「残存者利益が確保しやすくなった」との見方を示すところもあります。これらのボリュームゾーンに加え、2010年より、タッチパネル向けの需要が増大している他、2013年からOLED-TV用途の需要拡大が本格化する兆しが高まっています。



24 Sep

2012年偏光板市場トレンド アクリルフィルム採用動向

LCD用偏光板は、PVAフィルムにヨウ素を吸着・配向させることで偏光機能を持たせる。PVAフィルムをLCDセルに貼り合わせる際に使用される保護フィルムとしてはTACフィルムが主流であるが、2012年下期より保護フィルム用途にアクリルフィルムを採用した偏光板が登場する。

アクリルフィルム採用の背景には、偏光板の薄型化要求が挙げられる。アクリルフィルムはIPS用の0(ゼロ)位相差フィルムとして、40μm以下のフィルムが既に製品化されている。薄膜アクリルフィルムを保護フィルムにも採用することで、偏光板の薄型化に大きく寄与することが可能となる。

偏光板に使用するアクリルフィルムには、通常の光学用アクリル(PMMA)フィルムよりも薄膜でありながら、TACと同等の柔軟性を確保することが求められる。そのため、大手偏光板メーカーでは、数年前から偏光板用に適したアクリルフィルムの研究開発を行ってきた。すでに一部のメーカーは製膜・延伸などの製造技術を確立しており、2012年末からPVA保護用途でのアクリルフィルムの出荷を開始する予定である。




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14 Sep

変革期を迎えたタッチパネル業界

米Appleの「iPhone」の登場以降、タッチパネルは静電容量方式が中心となり、市場が拡大しています。このような中、使用部材にも変化が表れようとしています。これまで、静電容量式タッチパネルのセンサ部材はガラス基板が主流でしたが、コスト低減が限界に差し掛かりつつあり、フィルム基板に変わると言われています。今年秋以降に発売される次世代iPhoneでも、フィルム基板を採用するという噂が流れています。



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6 Sep

台湾LCDドライバICメーカーの売上が好調

DigiTimesによると、台湾のLCDドライバICメーカーの売上が大幅に増加しているという。ILI Technologyの2012年8月の売上高は前月比5.7%増、前年同月比7%増の11億2000万台湾ドル(約30億円)、2012年8か月の売上高は前年同期比25.1%増の67億4000万台湾ドル(約183億円)となった。特に中国向けが伸びており、HVGA以上の高解像度対応製品のニーズが高まっているという。この他、Orise Technologyの2012年8月の売上高は前月比18.7%増の4億5000万台湾ドル(約12億円)となっている。

1 Aug

LED素子に用いられているサファイア基板の表面制御と応用

サファイア基板は、極めて高い結晶品質と純度・安定性が要求されるSi-LSIの基板(サファイア-オン-シリコン)として用いることができるほどに優れた特性を有し、透明で絶縁性の高い材料です。主要な用途は窒化物系発光デバイスの基板ですが、液晶プロジェクタ用偏光子保持にも使用されています。


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1 Aug

パナソニック、青森の「パナソニックねぶた」を100%LED化

パナソニックは7月30日、有力販売店で構成される青森パナソニックねぶた会に対してLED電球を約1900個提供し、青森ねぶた祭りの「パナソニックねぶた」において100%LED化を実現したと発表した。同社では2年前よりLED電球「EVERLEDS」シリーズをねぶた内部に採用し始め、今年夏にはLED化への対応が困難だったねぶた細部にも専用の電球を取り付けた。これらにより、従来のねぶたと比べて使用電力量を76%削減可能にしたという。



28 Jul

東芝、加賀東芝に量産ラインを構築し白色LED素子を量産へ

東芝は7月25日、白色LED素子の量産を開始すると発表した。同社はGaN-on-Silicon技術を使用したLEDチップの開発を進めており、今年1月からは米Bridgeluxと白色LED素子を共同開発しており、Bridgeluxの結晶成長技術とLEDチップ構造に東芝の製造技術を組み合わせ、最高614mWの光出力を有するチップの試作にも成功している。今回、この成果を生かして白色LED素子の量産を開始する。量産ラインは加賀東芝エレクトロニクスの200mmウェーハ対応の製造棟内に構築され、10月から量産を開始する。



18 Jul

日東電工(LCD用光学フィルム)など日本企業3社 韓国に計103億円投資

日本の日東電工、東洋炭素、ブイテックスの3社が韓国の京畿道に工場を新設する。同道によると、3社の総投資額は1億3000万ドル(約103億円)となる。
   日東電工は液晶パネル(LCD)用光学フィルムの世界最大手。同道平沢市にある玄谷産業団地に1億ドルをかけ、AMOLED(アクティブマトリックス式有機EL)やLCD用光学フィルムの加工工場を建設する。
   高機能黒鉛で世界トップシェアを持つ東洋炭素は同市の梧城産業団地に生産拠点を設置する。投資額は2000万ドル。高機能黒鉛は半導体や太陽電池用のウエハー生産に使われる。
   半導体用真空バルブで世界2位のブイテックも梧城産業団地に1000万ドルを投じ、新工場を設立する方針だ。  京畿道に進出している外国企業(2010年末時点)は3065社。このうち日本企業は524社と最も多い。


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