2012年Q2のTFT-LCD向けガラス基板需要は、QOQ+9%の月産平均2,829万㎡であった。モニター向けパネル生産量は減少傾向が続いているものの、ノートPC向け及びタブレット向けパネルの生産量は拡大している。また、TV向けパネル生産量は、40”以上の大型パネルが好調に拡大し、面積規模の拡大に貢献した。




Q3以降もTV向け、タブレット向けパネル生産は堅調に推移し、ガラス基板市場は拡大基調を維持する見通しである。TFT-LCD向けガラス基板の供給価格は、2011年下期に大幅な低価格化が進んだものの、溶解窯の稼動調整などにより供給過剰を脱しつつあることから、2012年Q2は緩やかな下落基調で推移している。
ガラス基板市場は、面積ベースでは緩やかな拡大基調を維持する見通しであるが、近年ではLCDメーカーの大型基板ラインが、0.63mm厚未満のガラス厚に対応するケースが増えている。薄板ガラスの需要量が増加している分、容積ベースの需要は伸び悩む可能性があることから、ガラスメーカーは継続的な投資を行う必要が無くなっている。今後も薄板ガラスの採用が進んだ場合、ガラスメーカー各社は更なる生産設備の調整が必要となる可能性がある。