日本電気硝子は、CEATEC JAPAN 2012において、スマートフォン向けカバーガラス用の化学強化ガラスの最新製品「T2X-1」を初出展した。400℃に加熱したKNO3溶液にNa+含有のガラスを浸漬し、K+とのイオン交換によってガラス表面に圧縮応力を形成。ガラス中の引っ張り応力と圧縮応力の拮抗によって強化ガラスを作製する。汎用ソーダガラスの場合、強化深さ10μmで圧縮応力が500~600MPaとなるのに対して、T2X-1は同50μm、同900MPaを実現している。ガラス厚は0.7/0.5/0.55mmで、現在顧客評価中。製品化は2013年の見込み。