米グーグルのタブレット端末(携帯型情報端末)発売により、日本でも競争が激化する見通しだ。来日したグーグルのエリック・シュミット会長は25日、日本発売に合わせて「これより良いものはあるのか」と自信のほどを示した。今年秋には米アマゾン・ドット・コムや米マイクロソフトも日本のタブレット端末市場に参入する見通し。「iPad(アイパッド)」で独走する米アップルを交え、覇権争いの火ぶたが切られる。
「『ネクサス7』はハードとソフト、クラウドを組み合わせると何ができるのかを示した製品だ」。来日した米グーグルのエリック・シュミット会長はこう述べた。
同日、日本で発売したネクサス7は、端末価格が1万9800円。映画や電子書籍などのコンテンツ配信サービスで収益を確保する狙いだ。製造は台湾のアスーステック・コンピューターに委託した。