米IHS iSuppliは9月14日、太陽電池用Poly-Siについて、8月に価格下落が進行したものの、業界で供給過剰を緩和させようとする動きが見られず、Tier 1のサプライヤーは市況を安定させるために減産を検討すべきと発表した。9Nグレード品を見ると、8月の大口価格は27.80ドル/kg、スポット価格は21.90ドル/kgとなっており、これはスポット価格の下落が一段と進み両者のギャップが拡大したためという。また、6~8Nグレード品の大口価格は22.7ドル/kg、スポット価格は20.10ドル/kgとなった。9~10月の価格は回復基調に転じそうだが、欧米とのアンチダンピング問題で不確実性が増している。また、Tier 1サプライヤーの工場稼働率は引き続き高い水準にあり、もしこの水準を維持し続けると、Poly-Siの供給過剰は今後12か月間続くだろうと予想している。