AUOとCMIは、LCD TVやモニターなど大型パネル製品と比べ、中小型パネルの影響力が大きくなっていることから製品の差別化戦略に集中している。最近2年間のスマートフォンとタブレットPCの普及は、大型製品購入の消極化傾向となって現れ、パネルメーカーにとっては、大型パネル部門の売上高減少につながったとの見方から、AUOとCMIは戦略を見直している。



AUOは大型、高解像度の付加価値が大きい製品に注力する計画だ。これに加え自販機用透明ディスプレイと裸眼55インチ4Kx2K 3D TVにも注力する。また、AUOはレンズのスイッチング技術と3D死角を解消した顔面トラッキングシステム搭載の24インチ裸眼3Dパネルの開発も進めている。
CMIは、TVセットメーカーの差別化競争力を維持するため39インチと50インチパネルの新製品を発売し、56インチ4Kx2K解像度の高解像度裸眼3D TVを発売する計画だ。 CMIはまた39、50、65インチサイズの3D LEDパネルと医療用27インチ先端業務用モニターの開発も進めている。
両社の戦略製品は、8月29日から31日まで台北ワールドトレードセンター南港展示ホールで開催の「Touch Taiwan」で展示されている。