ジャパンディスプレイ(JDI)は2013年度下期に、有機エレクトロ・ルミネッセンス(EL)ディスプレーを量産する検討に入った。需要が拡大するスマートフォン(多機能携帯電話)などモバイル機器向けに拡販する。生産場所は茂原工場(千葉県茂原市)が有力。中小型の有機EL市場を独占する韓国サムスン電子に対抗する。
 有機ELは茂原工場、東浦工場(愛知県東浦町)に試作ラインを設置。開発を進めている。量産場所や規模など詳細は今後詰める。これまで12年度に試作をして13年度内に量産を判断するとしていた。

有機ELは薄型、省電力が特徴。中小型ディスプレーは韓国サムスン電子が市場シェアで8割超を握る。JDIは後発になるが、有機ELは高精細化や消費電力に改良の余地が大きい。また、サムスンの市場独占に懸念を示す機器メーカーもあり、サムスン追撃の追い風に変える。