パナソニックは29日、米国で大規模太陽光発電システムの施工事業を強化するため、顧客の資金調達を援助する現地企業と提携したと発表した。これで、太陽光発電システムの案件開発、パネル納入、施工、保守に加え、ファイナンスのサービスまでを総合的に提供する体制を整え、米国市場でのエネルギー事業の拡大を図る。

提携したのは米国のコロナル・マネジメント(デラウェア州)で、同社は、パナソニックが施工、保守する太陽光発電システムの設置資金を供給するファイナンス会社を近く設立する。

パナソニックは、顧客に対して、太陽光発電所のデザイン、パネル調達、施工、保守のサービスを展開するとともに、建設資金の調達も含む一貫サービスを提供する。今後、米国市場において1メガワット前後の太陽光発電所の建設を積み上げて、2―3年で100件以上、計100メガワットの案件成立を目指す。