ハンサンボムLGディスプレー(LGD)代表が22日の記者懇談会で、次期戦略製品の目標と今後の業績見通しを説明した。
業界では、歩留まり問題がネックになることから、今年中の大型OLED TV発売が難しいのでは?との見方が出てきている様だが、同社の精鋭スタッフが投入されて開発の終盤に入っていて、年内にOLED TV発売目標である事を再確認した。しかし、LCDと競合できる本格的なOLED TV市場の開花は2015〜2016年になると付け加えた。



また、スマートフォン用フレキシブルOLEDディスプレイの発売については来年下半期を目標にしていると述べた。
アップルに供給されると予想されるインセルタッチパネルの量産も、既に8月に開始されており、1月に品質問題からライン稼動を中断したiPad 2用パネルも3月からは順調に供給し、既に4月からは月次の黒字に転じている。但し、米国LCD談合訴訟問題によって第2四半期の黒字転換には失敗した。第3四半期は8四半期ぶりに黒字転換が可能であると明らかにした。しかし、第4四半期の実績が期待ほど良くなるかがカギになるとし、4四半期の業績が今年全体の業績に大きな影響を与えるとの予想を述べた。