Hydis(ハイディス)の会長Johnson Leeは、FFS(Fringe Field Switching)パネルが、ハイエンド・スマートフォンやタブレットPCへの採用が大幅に増えており、2012年には2倍以上の売り上げになる予測を伝えた。 FFSパネルは、Googleの 「Nexus 7」に採用され、パネルメーカーと消費者に注目されているが、Lee会長は具体的な量や他の機器の採用状況は明らかにしなかった。
アマゾン 「Kindle Fire」の次期バージョンにもハイディスパネルが供給されるという噂があったが、第3四半期に発売時期が延期されている。しかし、FFSの特長である高輝度と高色再現性は新しい 「Kindle Fire」へのFFSパネル採用の可能性を高めている。
さらに、E Inkは、最近シャープとクロスライセンスでの技術提携を決定した。シャープの最大顧客アップルのiPadに採用されたパネル技術特許の共有が可能になった。 FFSの改訂版技術であるAFFS(Advanced FFS)は、TN TFTに比べて40%以上の開口率を確保し、コントラスト比、輝度、視野角などがFFSより改善され、同じアプリケーションで使う場合は、30%以上の消費電力削減が可能となる。