DisplaySearch Korea Research DirectorのYoonsung Chung氏は7月25日、第23回ディスプレイサーチフォーラムにおいて、韓国LCD産業の動向について講演した。LCD産業はすでに成熟期を迎えていることから、「韓国Samsung Display(SDC)はアクティブ型有機EL(AMOLED)を早く成長させたい意向で、競合の韓国LG Display(LGD)もAMOLED-TVにアグレッシブに取り組んでいる」(Chung氏)との認識を示した。今年から本格化した4K2Kについては、韓国メーカーはあまり積極的でなく、AMOLEDを優先しているという。AMOLED-TVは、年内にも55型が市場投入されると見ているが、「サプライヤー主導でマーケットが動く。しかし、市場の20%までシェアが広がるには6年はかかるだろう」(同氏)。また、SDCはタブレット端末向けに第5世代の酸化物TFTを立ち上げており、LGDも構築を急いでいる。「2012年下期には酸化物TFTを用いたタブレット端末の開発を開始するとの噂」(同氏)があり、来年は酸化物TFTがホットな話題になると述べた。酸化物TFTは、既存のa-Si TFTラインからの切り換えで有利だが、「マスク枚数が増えるのでスループットが落ちる」(同氏)ことが、韓国メーカーに限らずグローバルな課題として挙げた。