DigiTimesによると、韓国LG Display(LGD)は米Appleと韓国Samsung Electronicsの訴訟問題に伴う恩恵にあずかっているという。Appleの新しい「iPad」向けパネルの受注獲得に加え、年内のリリースが予想される7.85型のiPad向けについても、大半のパネル出荷分を獲得しそうなことによるもの。AppleとSamsungは最近、2011年に始まった特許係争に関してさらなる審議段階に進んでいる他、数か国で係争中。両社の関係は、LGDが2012年第2四半期よりiPad向けでAppleのサプライチェーンに加わってきたことで、一段と悪化している模様。将来的に他のApple製品向けパネルも供給する可能性があることから、LGDはパネル業界で一段と優位に立つであろうし、ひいては台湾のパネルメーカーにも有利に働くかもしれないとしている。