ヤマダ電機は13日、ベスト電器の第三者割当増資を引き受け、子会社化すると発表した。株式取得額は121億円。ベスト電器の株式51%を保有する筆頭株主となり、業界では圧倒的なシェアを確保する。売上高は両社合計で2兆円規模となる。

両社は、商品・資材の共同調達を行うほか、国内外で効率的な店舗展開を進め、グループ全体の競争力を強化する。ベストの上場は維持する。

山田昇・ヤマダ電機会長は会見で「買収にリスクはない。双方にとってマイナスはない」と述べた。

ヤマダによると、現在のシェアは25%程度。山田会長は「売上高規模にはこだわらないが、シェアにはこだわる」と述べ、ベストの買収により、時間をかけずに、圧倒的なシェアを確保することができるメリットを強調した。 continue