アップルは12日、15.4型で、解像度2,880×1,880ドットのIPS液晶「Retinaディスプレイ」を採用したノートパソコン「MacBook Pro Retinaディスプレイモデル」を発表した。既に販売を開始している。価格はCore i7 2.3GHzモデルが184,800円、2.6GHzモデルが238,800円。直販サイトのアップルストアではCPUやメモリなどのカスタマイズが可能。
 第3世代のiPadなどに採用されている高精細な「Retinaディスプレイ」を採用したのが最大の特徴。解像度は2,880×1,880ドット/15.4型(220ppi)。第3世代iPadは2,048×1,536ドット/9.7型。コントラストは従来のMacBook Proと比べ、29%向上。IPSで視野角は178度。



 CPUはIntel Core i7 2.3GHzか、2.6GHzが選択でき、2.6GHzモデルはカスタマイズ注文で2.7GHzにする事もできる。オンボードメモリは8GBで、16GBに変更も可能。ストレージはSSDで、2.6GHzモデルが256GB、2.6GHzモデルが512GB(768GBも選択可能)。
 SSDと高速なCPUを組み合わせ、非圧縮1080pの映像を、内蔵ストレージから同時に4本再生可能。グラフィックス機能はIntel HD Graphics 4000、NVIDIA GeForce GT 650M(1GBメモリ)を自動切替。
パワフルなモデルだが、薄さは1.8cmに抑えられてる
 高精細な液晶やパワフルなCPUを搭載しながらも、幅35.89cm、奥行き24.71cm、厚さ1.8cmのスリムな筐体を実現。重量は2.02kg。720pのFaceTime HDカメラを搭載するほか、側面にUSB×3ポート、HDMI×1、ヘッドフォン出力(ヘッドセット対応/ライン出力兼用)、SDXCメモリーカードスロット、MagSafe 2電源ポートなどを搭載。Thunderboltデジタルビデオ出力も備え、標準でMini DisplayPort出力ができるほか、オプションのアダプタを使い、DVI出力やVGA出力、デュアルリンクDVI出力も可能。