TVから始まった3Dブームはモバイル機器を始めとするIT機器にまで拡大している。特にIT機器はTVと異い、単数使用者なので、面倒なメガネ方式の3Dよりも、グラスレス(裸眼)ディスプレイ採用製品が増えている。
FPRメガネ方式3D技術をリードするLG Electronicsはグラスレス(裸眼)LCDモニタ DX2500を発表した。これまで、グラスレス3D技術はモバイル機器に限定されるか、または大型製品の場合は展示会などの一部公開、注文生産がほとんどだった。今回のLG 


Electronicsのグラスレス 3Dモニタは量産品で、一般消費者に広まる製品としては最初といえる。
採用された3D技術はパララックスバリア方式の技術の1つであるSlantedパララックスバリア技術とモニタ前面に位置するウェブカメラによって使用者の顔を認識し、視聴位置変化をソフトウェアで補った可変視点技術だ。また3Dパネルに関しては、LG Display の Cell を LG Electronics でモジュールプロセスを行い、3Dモジュール化したことが特徴だ。
3Dディスプレイ技術が既にTVの標準装備的扱いになってきて、グラスレス3Dは技術課題や材料費用課題を残してはいるが、採用製品が増えると魅力的な技術になると予想される。
Displaybankでは「LG Electronicsのグラスレス3Dモニタ  DX2500」製品の実際発売価格は129万ウォン(約9万円)に設定され、流通市場ではそれより低価格で流通されている。海外発売は未だだが、海外市場ではUS$1,000未満になると予想される。