LG Displayは、フレキシブルディスプレイの開発用に携帯電話用OLEDの研究を継続していることが分かった。 LG Displayは大面積OLEDパネル開発に集中するため、モバイル用OLEDパネルの事業を放棄とされていた。
27日、LG Display関係者は"フレキシブルディスプレイは、LCDよりもOLEDがより適している"とし"現在、モバイル用OLED事業は放棄したが、フレキシブルディスプレイ開発のためのOLEDの研究は継続している"と明らかにした。
フレキシブルディスプレイは、紙のように薄く曲がるパネルで、一般的にはOLEDがLCDに比べフレキシブルディスプレイの開発に有利とされている。フレキシブルディスプレイ搭載製品は、スマートフォン、eブック、タブレットPCなどのモバイル機器だ。



業界関係者は"LCDの内部構成は、カラーフィルタ、バックライトなどの多層膜で構成され、フレキシブルディスプレイとして実装するのが難しい"とし"一方、OLEDは、簡単なサンドイッチ型上板と下板を構成する特殊プラスチック素材の開発でLCDに比べ容易にフレキシブルディスプレイを実現することができる"と説明した。
LG Displayはこれまで、E Inkの技術を中心に、フレキシブルディスプレイを開発してきたが、E Ink技術を利用して、2005年に世界で初めて25.65㎝モノクロフレキシブルディスプレイを開発し、2007年には世界初の35.81㎝カラーフレキシブルディスプレイ( E Inkベース )を開発している。
その後もLG Displayは、2008年に従来比4倍の解像度を実現するカラーフレキシブルディスプレイ、2009年に世界初のタッチ内蔵、フレキシブルディスプレイ、そして昨年、世界最大48.26㎝モノクロフレキシブルディスプレイなどのE Ink技術を持続的に発展させてきた。
一方、LG DisplayがOLEDを利用してフレキシブルディスプレイを開発したのは2007年のAMOLEDベースの10.2㎝カラーフレキシブルディスプレイ発表だけだ。
業界関係者は"現在までにAMOLED技術は、高解像度のフレキシブルディスプレイに最適の技術"とし" LG Displayも、スマートデバイスに最適なフレキシブルディスプレイ用にAMOLED開発が求められる"と伝えている。