LEDは「省電力」、「水銀レス」などの点でエコ・デバイスとして注目されている。従来の蛍光管などからLEDへ光源を変更することにより、製品廃棄時の環境
負荷を低減することができる。また、光源として小型・長寿命であるLEDは、光学設計の最適化により、電気製品の「省電力化」「長寿命化」を実現すること
が可能である。そのため照明への採用が進められ、LED照明市場の拡大に伴う世界的な「省電力化」が期待されている。
現時点で白色LED用チップ製造は、主にサファイア基板を採用して行われており、サファイアウエハ状に微細なパターンを付加すること(PSS※)により、LEDの
高輝度化・高光束化が可能となる。またLED製造の歩留り向上を狙った技術も開発が進められており、LEDの量産効果により照明など巨大な数量規模の市場
への安定的なLED供給が期待されている。
LEDを採用するアプリケーションは増加傾向にあるものの、LEDを採用することにより製品のコストが上昇し、市場拡大の足枷となるケースが大きな問題となって
いる。アプリケーション毎に最適なLEDが安定的に安価で供給されることが求められており、LED製造方法の技術革新が期待されている。

※PSS : Pattern Sapphire Substrate