時分割方式で動き出した3Dテレビであるが、ここに来てParterned Retarder(偏光方式)への回帰の動きが一部で出始めている。
2010年にこれまでに投入された、もしくは投入が発表された3Dテレビは、基本的に時分割方式を採用している。しかし、時分割方式は、クロストークやアクティブ・シャッター方式を採用する3Dメガネの問題が指摘されている。
そこで、LCDパネルメーカー数社は、Parterned Retarderの提案を強化し始めた。Parterned Retarderは、2009年までにいくつか量産品が投入されたものの、同時点でのコストや画質評価などから、現在はやや下火となっている。また、3Dコンテンツがパッケージメディア中心であり、ブルーレイディスクにはFull HD 3Dが容量として収められることから、各社がFull HD 3D対応が可能な時分割方式を提案したことも大きな要因となっている。
しかし、Parterned Retarderの供給体制などの見直しにより、コストを下げる方向性が出てきた。量産体制の構築により大量供給を可能にするために、基材の見直しなどが進められている。Parterned Retarderは視野角や画質性能に一定の制限がある一方で、3Dメガネが非常に安価で供給できるというメリットがある。
一方、時分割方式でもコストダウンに取り組む動きも出ている。画像信号の改善、もしくは液晶パネル自体の応答速度の改善を進めることで120Hzパネルでも、クロストークの発生を軽減する方向で開発が進められている。
2011年に3Dテレビに求められる方向性は「3D性能画質を維持した上での低廉化」である。テレビメーカーは、3Dテレビのラインナップの拡大を行う計画であるが、特に30型クラス以下のサイズでは、240Hzパネルを採用するとコスト高となってしまうことから、120Hzパネルでの時分割、もしくはParterned Retarderの検討を採用するケースが増えていくと見込まれる。
19
Aug






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