英語単行本「ペンギン(出版)」は、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)を傘下に持つ英メディア大手の英ピアソン(Pearson PLC)の出版事業の一つである。
英ピアソンは、デジタル事業戦略シフトに成功し、業績を着実に伸ばしている。2010年6月期の純利益は、前年同期比約3倍である約120億円となっており、メディア業界の構造改革成功例の一つとされている。
同社の売上高の約7割を占めるのは教育関連事業であるが、その中でもオンライン教育事業が伸張している。また売上高の約2割を占める出版事業「ペンギン」は、デジタル書籍の販売が前年同期比約3倍と急拡大している。また、英紙フィナンシャル・タイムズでは、iPad用関連のダウンロードがこれまで25万件に達しているとのことである。
2000年時点では約 3: 7であった英紙フィナンシャル・タイムズグループのデジタル:印刷の売上比率は、2009年時点で約 7:3と完全に逆転している。英国では、日刊紙 「タイムズ」も 7月からデジタル事業の拡大に踏み切り、有料化をスタートした。各メディアのデジタル化の成功例として、いち早くデジタル化を進めた英ピアソンの事業展開が今後も注目される。