LED市場において、台湾は世界で有数の一大生産拠点となっている。台湾のLEDは以前まではローエンド製品向けというイメージを持たれがちであったが、近年は性能の向上、導入実績の増加により、高い信頼性を得てきている。LEDTVやLED照明市場においても、台湾LEDメーカーが果たす役割は大きい。
急速な需要拡大に伴い、台湾のLEDメーカー各社は生産拠点の新設やMOCVD(有機金属化学気相成長法)装置の増強を急いでいる状況にある。特に中国では、MOCVD装置の購入に際し中国政府から補助金が出ることや、地方政府が企業と連動してLED事業への投資に積極的に参加していることから、多くの台湾メーカーが中国への生産拠点の設置を進めている。台湾最大のチップメーカーであり、世界市場でも高いシェアを持つEpistarは、今年末までに数十台の装置を追加する他、中国で合弁会社の設立を検討している。また、AUOグループのチップメーカーであるLextarは、今年3月に同グループのLEDパッケージメーカーであるLightHouseを吸収合併しており、台湾で唯一エピウエハ生産からパッケージまでの一貫生産を行える企業となった。
こうしたLEDメーカーの急速な生産能力の増強の背景には、世界的な青色LED供給の不足という実情がある。迅速な対応を進める台湾メーカーはLEDの世界市場において今後そのポジションをさらに高めていくことが確実視される。





発光材料の基礎と新しい展開

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