シャープは、4原色「Quattron(クアトロン)」パネルを採用し、エッジ型のLEDバックライトを搭載したスタイリッシュモデル「XF」シリーズ2機種を7月1日に発売する。パネルはフルHD。サイズは52型「LC-52XF3」と、46型「LC-46XF3」を用意。価格はどちらもオープンプライスで、店頭予想価格は52型が37万円前後、46型が29万円前後の見込み。3D表示には対応しない。

高開口率技術「UV2A」をベースに、従来のRGB(赤青緑)にY(黄色)を加えた「4原色技術」を採用したのが特徴。RGBに加え、Yのサブピクセルを持つ新しい画素構造を採用し、Yの追加と独自のFRED技術による配線幅削減により、光の透過率を従来のRGBに比べて向上。色域も拡張している。

エッジ型のLEDバックライト採用で最薄部は3.9cm
上位モデルとなる、3D表示に対応したLV3や、LZ3シリーズは同じように4原色のUV2Aパネルを採用しているが、バックライトが直下型LEDの上位モデルに対し、XFシリーズはエッジライト型のLEDを採用し、ディスプレイ最薄部3.9cmという薄さを実現したスタイリッシュモデルと位置付けられている。なお、映像を滑らかにする「フルハイプラスエンジン」は搭載していない。

デザイン面では画面とフレームの間の凹凸を無くした「フルフラットデザイン」が特徴。「シンプルながら、美しいフォルムを実現した」という。