旭硝子(AGC)が、中国・江蘇省(Jiangsu)にTFT-LCD用ガラス基板の生産拠点を新設する。
第8世代(8G、基板サイズ2,200×2,500mm)まで対応可能な加工ラインを設置し、2011年秋に量産を開始する予定。
同社では従来、中国での需要には既存拠点からの出荷で対応してきたが、中国では大型パネルラインの建設計画が相次いでおり、大型ガラス基板の大幅な需要拡大が見込まれることから決定した。
これにより、日本/韓国/台湾の生産拠点と連携しながら、中国での需要拡大にも柔軟に対応できる生産体制を確立する。
また、同生産拠点を運営するため、中国にAGCグループ100%出資の新会社「旭硝子顕示玻璃(昆山)有限公司」を設立することも決定。
設立は2010年3月末の予定で、所在地は江蘇省・昆山(Kunshan)に設置する。
資本金は約3,500万ドル。