急速の拡大するLEDTV市場であるが、LEDの搭載量削減、低コスト化、TVセットの薄型化などの目的で、バックライトの発光方式が、サイドエッジ型へと移行している。

「サイドエッジ型」バックライトの場合、画面側面に配置した光源を面発光に変換する「導光板」が必要となる。現時点でLEDTV用導光板は、アクリル製が主流となっており、急速な需要拡大のためアクリルを採用した導光板の供給不足が懸念されている。特に40インチ以上の大型LEDTVの場合、導光板の
生産メーカーが限定される傾向があり、不足感が増している。

急速な需要拡大により、導光板用のアクリル材料価格は高騰しており、導光板の製造コストも短期的に値上りの傾向にある。導光板用のアクリル材料価格は、容積に比例するものであることから、TVメーカー、パネルメーカー、導光板メーカーは、導光板の薄板化に取り組んでいる。導光板の板厚は3.5~4mmが主流であるが、薄型化、軽量化、低コスト化などのために、3mm以下の導光板が開発されている。

現在、導光板用材料の供給は、三菱レイヨンを筆頭に、旭化成、クラレ、CMC、輔祥(FORHOUSE) など大手ケミカルメーカーが名を連ねるが、導光板の加工は中規模の地元企業などが手掛けるケースが多い。導光板加工用の印刷設備を大量導入するためには、資本回転が伴わない可能性あり、ユーザーであるパネルメーカーや流通を担う商社などのバックアップが不可欠となっている。