台湾Innolux Displayが、2009年のLCDモニター/TFT-LCDパネル出荷実績、2009年度通期2009.1~12)の業績を発表した。
2009年における同社のLCDモニター出荷台数は前年比15.8%増の3,363万台、出荷額は同0.8%増の1,224億NTドル(約3,550億円)となり、台数ベースでの世界シェアは23%。一方、2009年のLCDパネル出荷枚数は、大型(10インチ以上)が1,444万枚、出荷額は335億5,000万NTドル(約973億円)、中小型が1億500万枚で180億NTドル(約522億円)となった。
また、全体の平均稼働率は、2008年の68%から6ポイント増の74%に上昇。
部門別に見ると、モニターの稼動率が86%、大型パネルが68%、中小型が72%となった。
投資額は、2009年の17億4,000万NTドル(約50億円)から20.7%増の21億NTドル(約61億円)とする計画である。
2009年度通期(2009.1~12)の業績は、売上高は前年比2%増の1,635億5,000万NTドル(約4,740億円)、当期純利益は24億NTドル(約70億円)の損失。
2010年春にInnoluxと合併する台湾LCDパネルメーカー2社のうち、Chi Mei Optoelectronics(CMO)の売上高は2,857億9,000万NTドル(約8,290億円)、当期純利益は30億4,000万NTドル(約88億円)の損失、TPO Displaysの売上高は236億NTドル(約68億円)、当期純利益は20億5,000万NTドル(約59億円)の損失で、いずれも赤字となった。