シャープは自然の色をほぼ忠実に再現できる「多原色液晶パネル」を使ったテレビを世界で初めて商品化する。従来に比べ色をより鮮やかに表示できる高付加価値商品として年内に米国で発売し、欧州や日本でも順次展開する。高画質テレビの投入で、海外でのブランドイメージを高める。
現在の液晶ディスプレーは「3原色」と呼ばれる赤、緑、青のフィルターを組み合わせて多様な色を表現する。シャープは3原色に青緑色などを追加して、色の再現性能を大幅に高めたパネルを開発した。まず60型以上の高級機種に採用する見通し。最新鋭の液晶パネル工場の堺工場(堺市)などで生産する。従来、表現が難しかった海の色などを再現できる。