シャープが、蘭Royal Philips ElectronicsへのTV用LCDパネル供給量の拡大を目指す考えを明らかにした。Reutersが報じた。同社は2009年10月、「グリーンコンビナート堺」(大阪府堺市)で世界初の第10世代(10G、基板サイズ2,880×3,130mm)LCDパネル生産ラインを立ち上げ、ソニーや東芝など外部のLCD TVメーカーへのパネル供給を増やしているが、巨大な生産能力を持つ同ラインの稼動安定化には、自社のLCD TV「AQUOS」向けのみでは不十分。今後は海外勢との取引も積極的に拡大し、操業の安定化を図ると同時に、パネル外販率50%を達成する考えと見られる。