LCDモジュール工程(後工程)の生産拠点を大市場近隣に移す動きが加速している。欧
州市場向けはポーランドが,米国市場向けはメキシコが,工場建設地の中心である(図)。
その狙いは,(1)大市場への輸出の際に関税が安い,自由貿易協定が締結されている,
などメリットがある地域での生産による貿易費用の削減,(2)労働集約的な工程である
モジュール工程における人件費の削減,(3)グローバル化で先行するテレビ・メーカー
の生産拠点への物流費用の削減,などである。一方,前工程にあたるアレイ工程とセル工
程に関しては,自動化設備による大量生産の方が安価なため,東アジア地域で一括生産す
る。前工程のグローバル展開を想定するパネル・メーカーは,現時点では出てきていない。
欧州市場向けでは,欧州連合(EU)がLCDモジュールの関税を5%に引き上げることを発表したため,パネル各社はにわかに現地生産を急ぎ始めた。韓国LG.Philips LCD Co.,Ltd.は,まず2007年3月に300万台/年規模のモジュール工場をポーランド南西部のプロツワコビエルチェ地域に建設し,本格的な量産を始める。シャープもポーランドに進出した。また韓国Samsung Electronics Co., Ltd.は,欧州向けLCDモジュールの生産拠点として,スロバキアでの生産を検討している模様である。
北米市場向けは,関税や人件費面での利点からメキシコが中心になる。シャープはすでに2006年9月から,同国バハ・カリフォルニア州のLCDテレビ工場に付随して,モジュール工程の生産を開始している。さらに,2007年7月にはモジュール工程からテレビの組み立てまでの一貫生産を行なう第2工場を稼動させる。建物,生産設備を含む新工場の設備投資額は約80億円であり,生産能力は20万台/月の予定。パネルは亀山工場から輸送する。
州市場向けはポーランドが,米国市場向けはメキシコが,工場建設地の中心である(図)。
その狙いは,(1)大市場への輸出の際に関税が安い,自由貿易協定が締結されている,
などメリットがある地域での生産による貿易費用の削減,(2)労働集約的な工程である
モジュール工程における人件費の削減,(3)グローバル化で先行するテレビ・メーカー
の生産拠点への物流費用の削減,などである。一方,前工程にあたるアレイ工程とセル工
程に関しては,自動化設備による大量生産の方が安価なため,東アジア地域で一括生産す
る。前工程のグローバル展開を想定するパネル・メーカーは,現時点では出てきていない。
欧州市場向けでは,欧州連合(EU)がLCDモジュールの関税を5%に引き上げることを発表したため,パネル各社はにわかに現地生産を急ぎ始めた。韓国LG.Philips LCD Co.,Ltd.は,まず2007年3月に300万台/年規模のモジュール工場をポーランド南西部のプロツワコビエルチェ地域に建設し,本格的な量産を始める。シャープもポーランドに進出した。また韓国Samsung Electronics Co., Ltd.は,欧州向けLCDモジュールの生産拠点として,スロバキアでの生産を検討している模様である。
北米市場向けは,関税や人件費面での利点からメキシコが中心になる。シャープはすでに2006年9月から,同国バハ・カリフォルニア州のLCDテレビ工場に付随して,モジュール工程の生産を開始している。さらに,2007年7月にはモジュール工程からテレビの組み立てまでの一貫生産を行なう第2工場を稼動させる。建物,生産設備を含む新工場の設備投資額は約80億円であり,生産能力は20万台/月の予定。パネルは亀山工場から輸送する。






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